自分の解決策(悟り)は、自分自身で導かなければならないものと言えます。
そのための方法として、仏教では瞑想という手法を提唱しています。
瞑想とは、①ストレスで乱れた感情を無にする。②乱れの無いフラットな感情で解決策を思考する。
という2つのステップから成り立っているとも言えます。
この瞑想によって、ストレスを抱えている人が負の感情で負の解決策を導くことを防ぎ、正しい解決策を導けるようにしています。
ただ、瞑想をする時は注意が必要です。
瞑想をしたことのない初心者(特に非健常者)は、はじめは指導者の下で瞑想を行った方がいいと言えます。
なぜなら、瞑想は自分自身を深く思考する行為であるため、もしその思考中に負の感情が少しでも生じれば、非常に危険なものになる場合もあるからです(1)。
ただ単に、ストレスを増幅させたり、間違った方向に解決策を導いたりしてしまう事もあります。
ストレスによって苦しんでいる人が、瞑想により症状が楽になることはありますが、その一方で悪影響が出てしまう人がいることも実際にあると言われています。
無の感情で思考するからこそ、客観的に冷静な判断で思考することができ、正しい解決策を導くことができますが、感情が乱れてしまえばストレス思考が始まり、逆効果になる事があるということです。
瞑想において、重要なポイントは、感情を無にするという第一ステップとも言えます。
第二ステップの思考自体は、ただ深く解決策を考えるという行為であるので、特別なテクニックが必要なわけではなく、今からでも誰でもできるものです。
問題なのは、ストレスで乱れすぎてしまった感情を無にするということであり、心をフラットな状態(無)にするのが難しいと言えます。
誰でも、ストレスを受けている時は、怒りや悲しみなどの負の感情で心が乱れてしまうものです。
その乱れた心の波を静めようとしても、受けているストレスが減ったり、無くなったりしないのに、心を穏やかにするのは無理があるというものです。
また、一度心を穏やかにしても、ストレスの状況が継続しているのなら、怒りや悲しみは何度でも生まれてきます。
だから、仏教僧は、心を無にするために、修行というものをするとも言えます。
では、悟りを開いた釈迦は、いきなり瞑想をして悟り(答え)を見つけることができたのでしょうか。
未来医療 人のもつ力が未来の医療を変える。
The Medical Future - Self-Care Medicine - / Copyright © John S. Doe All Rights Reserved.
目次( p. 1 - 158 )
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まえがき
p. 1 -
医師が病を治すのではなく、カラダが病を治す。
p. 4 - 5 -
なぜ、薬が病気を治すと信じる世界になったのか?
p. 6 - 8 -
今、本来の概念に戻す時が来ている。
p. 9 - 11 -
病気を治せる薬は存在しない。
p. 13 - 15 -
薬を飲み続けても病気は治らない。
p. 16 - 17 -
病気が治るのを薬が邪魔することもある。
p. 18 - 20 -
薬は様々なリスクを伴う。
p. 21 - 23 -
現代医療の本質とは何か?
p. 25 - 27 -
現代医療の真意は、病気を止めること。
p. 28 - 29 -
現代医療とは、あくまでも病気を治すサポート。
p. 30 - 31 -
カラダをいじればいじるほど問題が起きる。
p. 33 - 35 -
あと、どれだけの薬を作り続けなければならないのか?
p. 36 - 38 -
医療が発展しないジレンマ。
p. 39 - 41 -
病気とは、異物。
p. 44 - 47 -
病気とは、体内システムの異常。
p. 48 - 50 -
病気とは、体の許容オーバー。
p. 51 - 52 -
なぜ、人は病気になるのか?
p. 53 - 54 -
問題の本質を解決するということ。
p. 56 - 57 -
自然界の状態に戻すということ。
p. 58 - 60 -
当たり前のことをするということ。
p. 61 - 63 -
世界最高のテクノロジーとは何か?
p. 65 - 67 -
人のもつ力が未来の医療を変える。
p. 68 - 70 -
未来のテクノロジーとは、概念そのもの。
p. 71 - 74 -
はじめに
p. 77 -
データを根拠にしない理由
p. 78 - 80 -
運動 ― 動物は、動くもの。
p. 81 - 84 -
食事 ― 命そのものを食べる。
p. 85 - 93 -
睡眠 ― 危険が無いから眠れる。
p. 94 - 100 -
自然環境 ― 過酷な環境が生命を強くする。
p. 101 - 103 -
病気になる最大の理由
p. 105 - 107 -
ストレスとは何か?
p. 108 - 112 -
ストレスと、どう向き合うべきか?
p. 113 - 132 -
はじめに【重要】
p. 135 -
第一節 いかにして戦わずに勝つか。
p. 136 -
第二節 勝つ意思のある者が勝つ。
p. 137 - 138 -
第三節 強い相手だと思ったら、戦わない。
p. 139 - 140 -
第四節 守りを固めて待つ。
p. 141 - 142 -
第五節 病気になった理由を考える。
p. 143 - 145 -
第六節 肩の力を抜いて、気楽に。
p. 146 -
第七節 治療をする場合は、一瞬で。
p. 147 -
第八節 ほんの少しの治療で止める。
p. 148 -
第九節 病気に止めを刺さない。
p. 149 -
第十節 病気と仲間になる。
p. 150 -
第十一節 治療をするか迷ったら。
p. 151 - 154 -
自分の病気を治すための最善の方法
p. 156 -
さいごに
p. 157 - 158
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