健康の条件に関して考えていく場合、様々なデータを引用して述べることにより、説得力があり、かつ読者を納得させるような文章を記述することもできます。
しかし、ここでは、あえてそのような記述の仕方は行いません。
物事の説明をするためにデータを用いることはあっても、良いデータが出ているから、こうした方が良いという様な話はしないということです。
例えば、○○は健康に良いデータがあるから食べた方がいいとか、××は健康によくないデータがあるからしない方がいいなど…。
このように、データを用いない理由として、以下のようなものが挙げられます。
時代とともに良いと言われることは常に変化します。
最近まで良いと信じられていたことが、新しい研究成果が出ることによって、逆に良くない、というように言われることもあります。
過去の情報は間違っており、最新の研究では○○が正しい、というように言われたりもします。
時代とともに物事の良し悪しというものがころころと変わり、情報に振り回されてしまったという経験を持つ人も多いのではないでしょうか。
健康に良いと信じて自身のライフスタイルに取り入れていたのに、健康に良いことではなかったというようなことは、よくあることであるとも言えます。
なぜ、私たちは、データというものに振り回されてしまうのでしょうか。
データというものがあるだけで、科学的根拠があり間違いのないものである、という第一印象をもってはいないでしょうか。
さらに、そのデータが、権威のある人や団体から発表され、周りの人たちからも正しいと言われていた場合、さらに信じてしまうのではないでしょうか。
人間は、余計な思考をすることを拒む生き物であるとも言えます。
自分自身で調べたり考えることが、大変で、めんどうくさいことだから、他人が考えた信憑性の高い説を是としてしまう傾向があります。
自分ではよくわからないから、みんなが正しいと思うものに従ってしまいます。
自分で考えずに他者に従っていた方が楽であるとも言えます。
例えば、自分の専門外である政治の話や、医療の話などはそうではないでしょうか。
しかし、他人が導き出した結論が常に正しいわけではないということは、歴史が証明しているのではないでしょうか。
日常の中においても、友人や家族が言っていることが間違っているということはよくあることです。
これは、同じ人間である科学者も例外ではありません。
未来医療 人のもつ力が未来の医療を変える。
The Medical Future - Self-Care Medicine - / Copyright © John S. Doe All Rights Reserved.
目次( p. 1 - 158 )
-
まえがき
p. 1 -
医師が病を治すのではなく、カラダが病を治す。
p. 4 - 5 -
なぜ、薬が病気を治すと信じる世界になったのか?
p. 6 - 8 -
今、本来の概念に戻す時が来ている。
p. 9 - 11 -
病気を治せる薬は存在しない。
p. 13 - 15 -
薬を飲み続けても病気は治らない。
p. 16 - 17 -
病気が治るのを薬が邪魔することもある。
p. 18 - 20 -
薬は様々なリスクを伴う。
p. 21 - 23 -
現代医療の本質とは何か?
p. 25 - 27 -
現代医療の真意は、病気を止めること。
p. 28 - 29 -
現代医療とは、あくまでも病気を治すサポート。
p. 30 - 31 -
カラダをいじればいじるほど問題が起きる。
p. 33 - 35 -
あと、どれだけの薬を作り続けなければならないのか?
p. 36 - 38 -
医療が発展しないジレンマ。
p. 39 - 41 -
病気とは、異物。
p. 44 - 47 -
病気とは、体内システムの異常。
p. 48 - 50 -
病気とは、体の許容オーバー。
p. 51 - 52 -
なぜ、人は病気になるのか?
p. 53 - 54 -
問題の本質を解決するということ。
p. 56 - 57 -
自然界の状態に戻すということ。
p. 58 - 60 -
当たり前のことをするということ。
p. 61 - 63 -
世界最高のテクノロジーとは何か?
p. 65 - 67 -
人のもつ力が未来の医療を変える。
p. 68 - 70 -
未来のテクノロジーとは、概念そのもの。
p. 71 - 74 -
はじめに
p. 77 -
データを根拠にしない理由
p. 78 - 80 -
運動 ― 動物は、動くもの。
p. 81 - 84 -
食事 ― 命そのものを食べる。
p. 85 - 93 -
睡眠 ― 危険が無いから眠れる。
p. 94 - 100 -
自然環境 ― 過酷な環境が生命を強くする。
p. 101 - 103 -
病気になる最大の理由
p. 105 - 107 -
ストレスとは何か?
p. 108 - 112 -
ストレスと、どう向き合うべきか?
p. 113 - 132 -
はじめに【重要】
p. 135 -
第一節 いかにして戦わずに勝つか。
p. 136 -
第二節 勝つ意思のある者が勝つ。
p. 137 - 138 -
第三節 強い相手だと思ったら、戦わない。
p. 139 - 140 -
第四節 守りを固めて待つ。
p. 141 - 142 -
第五節 病気になった理由を考える。
p. 143 - 145 -
第六節 肩の力を抜いて、気楽に。
p. 146 -
第七節 治療をする場合は、一瞬で。
p. 147 -
第八節 ほんの少しの治療で止める。
p. 148 -
第九節 病気に止めを刺さない。
p. 149 -
第十節 病気と仲間になる。
p. 150 -
第十一節 治療をするか迷ったら。
p. 151 - 154 -
自分の病気を治すための最善の方法
p. 156 -
さいごに
p. 157 - 158
―
―
―
―
―
―
未来医療 人のもつ力が未来の医療を変える。
The Medical Future - Self-Care Medicine -
Copyright © John S. Doe All Rights Reserved.