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世の中には様々な病気がありますが、現在の医療によって既に高い確率で治すことのできる病気も存在します。

そのような場合は、現状の治療法を用いて病気を治すべきであると言えます。

人間のカラダがよく理解できていなくても、結果的に治すことができるのであれば、その方法を使った方がいいのではないでしょうか。

逆に、薬や手術をしたくないからといって、自分の力で治そうとすれば、場合によっては失敗してしまう可能性もあります。

例えば、家が火事になっていたとして、消防車を呼んで水をかけてもらえば火を消せるのであれば、消防車の力に頼ったほうがいいと言えます。

多少は家が燃え、水浸しになってしまうかもしれませんが、全焼は避けられます。

最悪の状況を回避できるため、まだ取り返しがつくとも言えます。

一方、消防車を呼ばずに自分で水をかけて火を消そうとすれば、止めきれずに全焼してしまうかもしれません。

家がすべて燃えきってしまった後では、修復できずに取り返しがつかなくなってしまいます。

病気になってしまったら、まずは医師の診断を受け、問題を解決できる方法があるのなら、その治療を行うべきではないでしょうか。

無理に現代医療を拒む必要性も無いのではないでしょうか。

また、すでに大きなデメリットも無く上手く治せる病気に関しては、あえて議論する必要性も無いとも言えます。

問題になるのは、現状の治療法によって、治すのが難しかったり、治療を繰り返しても何度も再発したりしてしまうタイプの病気ではないでしょうか。

ここからは、現代医療によって治すのが難しい病気に対して、どのように闘っていくのか、ということを述べていきます。

治すのが難しいということは、その病気を解決するための正解を、まだ人類は見つけることができていないということになります。

もちろん、以下に述べていることも決して唯一の正解ではなく、一つの考え方に過ぎません。

そして、長々と文章を綴っていきますが、本章で言いたいことも、たった一つです。

それは、現代医療で治すのが難しい病気の場合は、「生活習慣を正し、必要以上にカラダをいじらなければ、病気に負けることは少ない」ということだけです。




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