ストレスは、自分自身のこと(不幸)を負の感情で思考することから生じるものであると考えられます。
多くの場合は、自分自身の不幸を考える思考ですが、時と場合によっては家族や大切な人の不幸を思考することもあります。
ただ、自分以外の物事の不幸を考えると言っても、結局は自分の不幸のことであったりもします。
自分以外が幸福か不幸かは他人の問題ですが、自分以外も幸福であってほしいと願うのは、自分自身の願望であり、何かを願うという事は、逆に言えば自分自身が不幸であると考えているという事の裏返しであることも少なくはないのではないでしょうか。
幸せにしたいのは本当に他人なのでしょうか、実は自分自身なのかもしれません。
もし、ストレスを単純な数式で表すなら、「ストレス = 自分自身の不幸 × 負の感情 × 思考」になるとも言えます。
そのため、ストレスを抱え悩んでいる時に、「ネガティブに考えるのではなく、ポジティブに考えなさい」と、人生の中で言われたことは、誰でも一度はあるのではないでしょうか。
これは、負の感情で思考することを回避することで、ストレスを軽減するための一つのメンタルメソッドと言えます。
また、「今を生きる、今現在のことを考えなさい」というメンタルメソッドも、よく言われます。
これは、現在に集中することで、過去への後悔や未来への不安を思考しないようにすることでもあります。
過去や未来は、どうすることもできないものであるため、今に集中する方が建設的であるし、そうすることによってストレスになる思考を軽減しようとしています。
もし、過去(後悔)・現在(不満)・未来(不安)の3つのストレスがあったとして、過去と未来の2つを考えなければ、単純に一日に占めるストレス思考の割合は3分の1になります。
もちろん、そんな単純にはいきませんが、ストレス思考を少しは減らすことができると言えます。
他にも、「自分自身以外のものに意識や興味を向けることが解決策」として言われることがあります(1)。
自分自身のことを考えてストレスになるのだから、趣味をもったり、家族や友人など、自分以外のことに思考の重点を置いたりすることで、ストレス思考をする量を減らし、ストレスの苦しみから解放されようというものです。
また、「いつも上機嫌にふるまいなさい」と言われることもあります(2)。
これは、負の感情を正に変えることで、思考そのものをネガティブなものからポジティブなものへと変えようとしていると言えます。
結局、メンタルメソッドというのは、何とかしてストレスになるような思考をしないようにしたり、その思考の量を軽減しようとしたりしています。
あなたは、上記のようなメンタルメソッドのどれか一つでも実践したことがあるかもしれません。
ただ、それでも、なかなか問題は解決しないことも少なくはありません。
では、なぜメンタルメソッドで問題が解決しないことがあるのでしょうか。
未来医療 人のもつ力が未来の医療を変える。
The Medical Future - Self-Care Medicine - / Copyright © John S. Doe All Rights Reserved.
目次( p. 1 - 158 )
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まえがき
p. 1 -
医師が病を治すのではなく、カラダが病を治す。
p. 4 - 5 -
なぜ、薬が病気を治すと信じる世界になったのか?
p. 6 - 8 -
今、本来の概念に戻す時が来ている。
p. 9 - 11 -
病気を治せる薬は存在しない。
p. 13 - 15 -
薬を飲み続けても病気は治らない。
p. 16 - 17 -
病気が治るのを薬が邪魔することもある。
p. 18 - 20 -
薬は様々なリスクを伴う。
p. 21 - 23 -
現代医療の本質とは何か?
p. 25 - 27 -
現代医療の真意は、病気を止めること。
p. 28 - 29 -
現代医療とは、あくまでも病気を治すサポート。
p. 30 - 31 -
カラダをいじればいじるほど問題が起きる。
p. 33 - 35 -
あと、どれだけの薬を作り続けなければならないのか?
p. 36 - 38 -
医療が発展しないジレンマ。
p. 39 - 41 -
病気とは、異物。
p. 44 - 47 -
病気とは、体内システムの異常。
p. 48 - 50 -
病気とは、体の許容オーバー。
p. 51 - 52 -
なぜ、人は病気になるのか?
p. 53 - 54 -
問題の本質を解決するということ。
p. 56 - 57 -
自然界の状態に戻すということ。
p. 58 - 60 -
当たり前のことをするということ。
p. 61 - 63 -
世界最高のテクノロジーとは何か?
p. 65 - 67 -
人のもつ力が未来の医療を変える。
p. 68 - 70 -
未来のテクノロジーとは、概念そのもの。
p. 71 - 74 -
はじめに
p. 77 -
データを根拠にしない理由
p. 78 - 80 -
運動 ― 動物は、動くもの。
p. 81 - 84 -
食事 ― 命そのものを食べる。
p. 85 - 93 -
睡眠 ― 危険が無いから眠れる。
p. 94 - 100 -
自然環境 ― 過酷な環境が生命を強くする。
p. 101 - 103 -
病気になる最大の理由
p. 105 - 107 -
ストレスとは何か?
p. 108 - 112 -
ストレスと、どう向き合うべきか?
p. 113 - 132 -
はじめに【重要】
p. 135 -
第一節 いかにして戦わずに勝つか。
p. 136 -
第二節 勝つ意思のある者が勝つ。
p. 137 - 138 -
第三節 強い相手だと思ったら、戦わない。
p. 139 - 140 -
第四節 守りを固めて待つ。
p. 141 - 142 -
第五節 病気になった理由を考える。
p. 143 - 145 -
第六節 肩の力を抜いて、気楽に。
p. 146 -
第七節 治療をする場合は、一瞬で。
p. 147 -
第八節 ほんの少しの治療で止める。
p. 148 -
第九節 病気に止めを刺さない。
p. 149 -
第十節 病気と仲間になる。
p. 150 -
第十一節 治療をするか迷ったら。
p. 151 - 154 -
自分の病気を治すための最善の方法
p. 156 -
さいごに
p. 157 - 158
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