食事も、運動と同じく健康を維持するための重要な項目です。
これを食べた方がいい…、あれは食べない方がいい…。
健康に良い食事に関しても、世間では様々なことが言われています。
あまりにも情報が多すぎて、言っていることが目まぐるしく変わりすぎて、何が正解なのかわからなくなることもあるぐらいです。
一体、私たちは何を食べるべきなのでしょうか。
食事というのは、生命を維持するためのエネルギー(燃料)です。
物には、それにふさわしい燃料というものがあります。
電化製品のエネルギーは電気、ガソリン車はガソリン、石油ストーブは灯油など…。
その物に合った燃料を供給してあげなければ、物は正常に機能しないと言えます。
電化製品はガソリンでは動かないし、ガソリン車は灯油では動きません。
逆に、正しい燃料を入れてあげないとトラブルが起きたり壊れたりしてしまう事もあります。
では、「動く物」である動物にとってふさわしい燃料とは何でしょうか。
人間も動物の一つであるため、これがわかれば、食べるべきものが何なのかのヒントを得ることができるのかもしれません。
もちろん、その燃料とは食料になるわけですが、一体どんな食べ物が動物に最もふさわしいのでしょうか。
人間のカラダがすべて理解できていない以上、人間が体に良いと考えたものでは間違いが起こる可能性があるため、ここでも自然界の動物を参考にします。
動物は何を食べているでしょうか。
他の動物の肉、野菜、果物、木の実…など、自然の中に存在するものを食べています。
これは今現在の動物という生命の最終的な結果であり、大昔からそうではありません。
地球上のすべての生物の元をたどれば、原始生命体という共通祖先にたどり着くと言われています。
細菌などの祖先でもある原始生命体は、初めは太陽光をエネルギー源にし、その後に、生物にとって有害であった酸素をエネルギー源にしたと言われています。(1)
酸素は有害であっても、酸素を使うことによって、より大きなエネルギーを生み出すことができるため、それに合わせて酸素を利用できるように生命は体を進化させてきました。
生命のエネルギー源というのは、より効率的なものへと変化してきました。
生物は生き残るために、与えられた自然界の材料を使って進化していきます。
地球の環境が生命の形態を変えていくとも言えます。
今現在、地球上の動物という生命は、他の生物の体の一部を、自身の体内に取り込むことによってエネルギーを得ています。
これが、最も効率的であるからこそ、動物のエネルギー取得方法というのは、このような形態になっているとも言えます。
つまり、動物の一つである人間のエネルギー源として最もふさわしいのは、「新鮮な他の生物の命そのもの」ということになります。
他の生物の命そのものを体内に入れた時に、最も効率的にエネルギーを取り出せるように体のあらゆるシステムを対応・進化させてきたとも言えます。
例えば、口で食物を噛む、胃で消化する、腸で吸収する、栄養が血液中を流れる、細胞に栄養が取り込まれるなど。
エネルギーを取得するための一連の流れにおける、一つ一つのカラダの仕組みを進化させてきました。
このような体の機能というのは、自然界の他の生物の命そのものが体に入ることを前提に進化したものであり、それ以外のものが入ることは想定してはいません。
だからこそ、想定外のものを体に入れた場合には、大小様々な問題が生じてしまうのかもしれません。
私たちは、想定外のものも体に入れてはいないでしょうか。
未来医療 人のもつ力が未来の医療を変える。
The Medical Future - Self-Care Medicine - / Copyright © John S. Doe All Rights Reserved.
目次( p. 1 - 158 )
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まえがき
p. 1 -
医師が病を治すのではなく、カラダが病を治す。
p. 4 - 5 -
なぜ、薬が病気を治すと信じる世界になったのか?
p. 6 - 8 -
今、本来の概念に戻す時が来ている。
p. 9 - 11 -
病気を治せる薬は存在しない。
p. 13 - 15 -
薬を飲み続けても病気は治らない。
p. 16 - 17 -
病気が治るのを薬が邪魔することもある。
p. 18 - 20 -
薬は様々なリスクを伴う。
p. 21 - 23 -
現代医療の本質とは何か?
p. 25 - 27 -
現代医療の真意は、病気を止めること。
p. 28 - 29 -
現代医療とは、あくまでも病気を治すサポート。
p. 30 - 31 -
カラダをいじればいじるほど問題が起きる。
p. 33 - 35 -
あと、どれだけの薬を作り続けなければならないのか?
p. 36 - 38 -
医療が発展しないジレンマ。
p. 39 - 41 -
病気とは、異物。
p. 44 - 47 -
病気とは、体内システムの異常。
p. 48 - 50 -
病気とは、体の許容オーバー。
p. 51 - 52 -
なぜ、人は病気になるのか?
p. 53 - 54 -
問題の本質を解決するということ。
p. 56 - 57 -
自然界の状態に戻すということ。
p. 58 - 60 -
当たり前のことをするということ。
p. 61 - 63 -
世界最高のテクノロジーとは何か?
p. 65 - 67 -
人のもつ力が未来の医療を変える。
p. 68 - 70 -
未来のテクノロジーとは、概念そのもの。
p. 71 - 74 -
はじめに
p. 77 -
データを根拠にしない理由
p. 78 - 80 -
運動 ― 動物は、動くもの。
p. 81 - 84 -
食事 ― 命そのものを食べる。
p. 85 - 93 -
睡眠 ― 危険が無いから眠れる。
p. 94 - 100 -
自然環境 ― 過酷な環境が生命を強くする。
p. 101 - 103 -
病気になる最大の理由
p. 105 - 107 -
ストレスとは何か?
p. 108 - 112 -
ストレスと、どう向き合うべきか?
p. 113 - 132 -
はじめに【重要】
p. 135 -
第一節 いかにして戦わずに勝つか。
p. 136 -
第二節 勝つ意思のある者が勝つ。
p. 137 - 138 -
第三節 強い相手だと思ったら、戦わない。
p. 139 - 140 -
第四節 守りを固めて待つ。
p. 141 - 142 -
第五節 病気になった理由を考える。
p. 143 - 145 -
第六節 肩の力を抜いて、気楽に。
p. 146 -
第七節 治療をする場合は、一瞬で。
p. 147 -
第八節 ほんの少しの治療で止める。
p. 148 -
第九節 病気に止めを刺さない。
p. 149 -
第十節 病気と仲間になる。
p. 150 -
第十一節 治療をするか迷ったら。
p. 151 - 154 -
自分の病気を治すための最善の方法
p. 156 -
さいごに
p. 157 - 158
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