病気を治すためには、健康であった元の状態に体を戻す必要があります。
多くの病気は、体内の多様なシステムが正常に機能しなくなったことにより生じています。
体がおかしくなってしまったのは、カラダのせいではなく、体が置かれている環境のせいであるとも言えます。
例えば、北極に住むクマを、近くの公園で飼うことはできません。
本来食べている餌が与えられなければ病気になってしまう事もあります。
動物園において、元住んでいた環境(ライフスタイル)を疑似的に再現してあげるから飼育することができるとも言えます。
これは、動物の一つである人間も例外ではありません。
自然界と全く異なる環境では、体のシステムを正常に保つことができません。
人間も本来のライフスタイルを再現してあげなければならないと言えます。
健康を維持できるライフスタイルを送ることが、病気を治すということにつながるのではないでしょうか。
では、病気を治すために、自然の中で原始人のような生活を送ることを目指すのかというと、そうではありません。
なぜなら、現状でも、病気にならずに健康を維持できている人はいますが、彼らはそんな生活をしているわけではありません。
つまり、完全に自然界での生活にまで戻す必要性は無いということです。
体が正常に機能するためのライフスタイルには、一定の範囲があると考えられます。
だから、その範囲内に入ることを目指します。
山の天候が目まぐるしく変わるように、自然環境とは常に変化しているものであり、そこで生きる動物たちのカラダの機能には、ある程度の許容範囲があると考えられます。
周りの環境の影響で自身のライフスタイルが多少崩されたとしても、病気にならずに生きていけるようにカラダを適応させ進化してきたはずです。
人間も同様に、自然界とは異なる人間社会という自らが築いた環境において、本来のライフスタイルを多少崩したとしても適応できると言えます。
しかし、どこまでもライフスタイルが崩されても健康を維持できるわけではありません。
健康を維持できずに病気になったということは、踏み越えてはならないボーダーラインを越えてしまい、健康を維持できる範囲内から外れてしまったとも言えます。
病気を治すということは、自然界からズレ過ぎたライフスタイルを本来の正常な範囲(入っておかなければならない範囲)にまで戻していく作業になるのかもしれません。
本来の自然界の状態に戻してあげさえすれば、正常な機能を果たすことができるようになった体自身によって、自然に健康な状態へと戻っていくのではないでしょうか。
未来医療 人のもつ力が未来の医療を変える。
The Medical Future - Self-Care Medicine - / Copyright © John S. Doe All Rights Reserved.
目次( p. 1 - 158 )
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まえがき
p. 1 -
医師が病を治すのではなく、カラダが病を治す。
p. 4 - 5 -
なぜ、薬が病気を治すと信じる世界になったのか?
p. 6 - 8 -
今、本来の概念に戻す時が来ている。
p. 9 - 11 -
病気を治せる薬は存在しない。
p. 13 - 15 -
薬を飲み続けても病気は治らない。
p. 16 - 17 -
病気が治るのを薬が邪魔することもある。
p. 18 - 20 -
薬は様々なリスクを伴う。
p. 21 - 23 -
現代医療の本質とは何か?
p. 25 - 27 -
現代医療の真意は、病気を止めること。
p. 28 - 29 -
現代医療とは、あくまでも病気を治すサポート。
p. 30 - 31 -
カラダをいじればいじるほど問題が起きる。
p. 33 - 35 -
あと、どれだけの薬を作り続けなければならないのか?
p. 36 - 38 -
医療が発展しないジレンマ。
p. 39 - 41 -
病気とは、異物。
p. 44 - 47 -
病気とは、体内システムの異常。
p. 48 - 50 -
病気とは、体の許容オーバー。
p. 51 - 52 -
なぜ、人は病気になるのか?
p. 53 - 54 -
問題の本質を解決するということ。
p. 56 - 57 -
自然界の状態に戻すということ。
p. 58 - 60 -
当たり前のことをするということ。
p. 61 - 63 -
世界最高のテクノロジーとは何か?
p. 65 - 67 -
人のもつ力が未来の医療を変える。
p. 68 - 70 -
未来のテクノロジーとは、概念そのもの。
p. 71 - 74 -
はじめに
p. 77 -
データを根拠にしない理由
p. 78 - 80 -
運動 ― 動物は、動くもの。
p. 81 - 84 -
食事 ― 命そのものを食べる。
p. 85 - 93 -
睡眠 ― 危険が無いから眠れる。
p. 94 - 100 -
自然環境 ― 過酷な環境が生命を強くする。
p. 101 - 103 -
病気になる最大の理由
p. 105 - 107 -
ストレスとは何か?
p. 108 - 112 -
ストレスと、どう向き合うべきか?
p. 113 - 132 -
はじめに【重要】
p. 135 -
第一節 いかにして戦わずに勝つか。
p. 136 -
第二節 勝つ意思のある者が勝つ。
p. 137 - 138 -
第三節 強い相手だと思ったら、戦わない。
p. 139 - 140 -
第四節 守りを固めて待つ。
p. 141 - 142 -
第五節 病気になった理由を考える。
p. 143 - 145 -
第六節 肩の力を抜いて、気楽に。
p. 146 -
第七節 治療をする場合は、一瞬で。
p. 147 -
第八節 ほんの少しの治療で止める。
p. 148 -
第九節 病気に止めを刺さない。
p. 149 -
第十節 病気と仲間になる。
p. 150 -
第十一節 治療をするか迷ったら。
p. 151 - 154 -
自分の病気を治すための最善の方法
p. 156 -
さいごに
p. 157 - 158
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