現代医療において、借金(病気)を抱えた人に対して第一に提案される事というのは、借金を帳消しにするということです。
このままであれば、借金が膨らむばかりであるので、まずは借金を帳消しにしましょう、ということになります。
しかし、借金を帳消しにするということは、何のリスクも伴わないわけではありません。
現実社会において言えば、借金を帳消しにするということは自己破産をするようなものとも言えますが、その後の生活には一定の制限がかかるなどのデメリットが生じます。
実際の医療においては、病気を治すために薬や手術などの治療が行われますが、当然それらの行為によって、場合によっては、何のデメリットも無いわけではありません。
薬の副作用に苦しむこともあれば、体の一部を切除することで、その後の生活の質を大きく低下させることになるなどの代償を払わなければならないこともあります。
どんな状況であっても、まずは薬や手術などの治療を行い、当面の問題を解決しましょう、と言うのが現代医療であると言えます。
確かに、借金を帳消しにすることは必要なことではありますが、全員がリスクを伴う帳消しを、すぐにしなければならないのでしょうか。
借金(病気)を抱えていたとしても、その借金の額が小さい場合は、時間さえあれば借金を返せる場合もあります。
借金の額が大きかったとしても、人によっては頑張れば借金を帳消しにしなくても、返せることもあるかもしれません。
また、人によっては、代償を払っても、とにかく借金を、まずは帳消しにしたい、と思う人もいるかもしれません。
いずれにしても、借金を帳消しにするのかしないのか、治療をするのかしないのか、患者が選べなければならないのではないでしょうか。
もちろん、医療現場において、治療をするのかしないのかを患者は選ぶことができますが、ライフスタイルの改善によっても病気を治すことができる可能性があるという第三の選択肢は積極的に提案されているでしょうか。
治療をするかしないかの二択であることも少なくはないのではないでしょうか。
治療をせずに自力で治そうとしても治せないこともありますし、逆に治療をしたからといって必ず治るわけでもありません。
どちらにしても、問題の根本原因を解決できなければ、病気というものを治すことはできないのかもしれません。
そして、問題の本質を解決することができるのは医療ではなく、患者本人になることも少なくはありません。
様々な治療を受けることが病気を治すということではなく、本当の意味での治療というのは、自分自身でしなければならないこともあるのではないでしょうか。
では、病気を治すために必要な事とは一体どういうことなのでしょうか。
未来医療 人のもつ力が未来の医療を変える。
The Medical Future - Self-Care Medicine - / Copyright © John S. Doe All Rights Reserved.
目次( p. 1 - 158 )
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まえがき
p. 1 -
医師が病を治すのではなく、カラダが病を治す。
p. 4 - 5 -
なぜ、薬が病気を治すと信じる世界になったのか?
p. 6 - 8 -
今、本来の概念に戻す時が来ている。
p. 9 - 11 -
病気を治せる薬は存在しない。
p. 13 - 15 -
薬を飲み続けても病気は治らない。
p. 16 - 17 -
病気が治るのを薬が邪魔することもある。
p. 18 - 20 -
薬は様々なリスクを伴う。
p. 21 - 23 -
現代医療の本質とは何か?
p. 25 - 27 -
現代医療の真意は、病気を止めること。
p. 28 - 29 -
現代医療とは、あくまでも病気を治すサポート。
p. 30 - 31 -
カラダをいじればいじるほど問題が起きる。
p. 33 - 35 -
あと、どれだけの薬を作り続けなければならないのか?
p. 36 - 38 -
医療が発展しないジレンマ。
p. 39 - 41 -
病気とは、異物。
p. 44 - 47 -
病気とは、体内システムの異常。
p. 48 - 50 -
病気とは、体の許容オーバー。
p. 51 - 52 -
なぜ、人は病気になるのか?
p. 53 - 54 -
問題の本質を解決するということ。
p. 56 - 57 -
自然界の状態に戻すということ。
p. 58 - 60 -
当たり前のことをするということ。
p. 61 - 63 -
世界最高のテクノロジーとは何か?
p. 65 - 67 -
人のもつ力が未来の医療を変える。
p. 68 - 70 -
未来のテクノロジーとは、概念そのもの。
p. 71 - 74 -
はじめに
p. 77 -
データを根拠にしない理由
p. 78 - 80 -
運動 ― 動物は、動くもの。
p. 81 - 84 -
食事 ― 命そのものを食べる。
p. 85 - 93 -
睡眠 ― 危険が無いから眠れる。
p. 94 - 100 -
自然環境 ― 過酷な環境が生命を強くする。
p. 101 - 103 -
病気になる最大の理由
p. 105 - 107 -
ストレスとは何か?
p. 108 - 112 -
ストレスと、どう向き合うべきか?
p. 113 - 132 -
はじめに【重要】
p. 135 -
第一節 いかにして戦わずに勝つか。
p. 136 -
第二節 勝つ意思のある者が勝つ。
p. 137 - 138 -
第三節 強い相手だと思ったら、戦わない。
p. 139 - 140 -
第四節 守りを固めて待つ。
p. 141 - 142 -
第五節 病気になった理由を考える。
p. 143 - 145 -
第六節 肩の力を抜いて、気楽に。
p. 146 -
第七節 治療をする場合は、一瞬で。
p. 147 -
第八節 ほんの少しの治療で止める。
p. 148 -
第九節 病気に止めを刺さない。
p. 149 -
第十節 病気と仲間になる。
p. 150 -
第十一節 治療をするか迷ったら。
p. 151 - 154 -
自分の病気を治すための最善の方法
p. 156 -
さいごに
p. 157 - 158
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