全体を通して、文章の中で、「これは、こうだ」というような断言する言葉をできるだけ控えています。
これは、人間の体については不明な点もまだ多く、人類は全てを理解しているわけではないので、そもそも断言することができないからと言えます。
同時に、断言することで考え方を固定してしまうと、その他の可能性を捨ててしまう事にもなります。
人間は、自分で考えたり作ったりしたものを、間違っていない最高のものである、というように過大評価してしまう傾向があります。
例え、自分の思い通りの結果を出せたとしても、謎をすべて解いたと思うのではなく、まだわからないことも多いのではないか、と思うような冷静で謙虚な姿勢が大切とも言えます。
そうしなければ、本当は間違ったまま進んでいることに気づかず、大きな失敗を犯すという将来リスクを背負うことにもなるからです。
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あえて考え方を固定しなかったのには、もう一つ理由があります。
それは、自分自身で考えてもらいたい、ということです。
なぜなら、自分の力で考え、自分自身の考え方にたどり着かなければ意味が無いからです。
ただ知識を頭に入れただけでは、人間は何も変わらないとも言えます。
新しい知識を手に入れることで、自分は変われる、自分の生活が豊かに便利に、自分の人生はより良くなる、と思っているだけで終わってしまいます。
変化を起こすためには行動が必要ですが、行動を起こすためには、思考を重ねてたどり着いた自分自身のオリジナル(独自)の考え方が必要になります。
他人の考えのままでは、自身を動かすことは難しいとも言えます。
自分を本当に動かすことができるのは、自分の考えだけではないでしょうか。
自分が正しいと思う自分の考えがあるからこそ行動することができるし、多様な場面においてもマニュアル通りではない柔軟な対応ができるようにもなります。
他人から与えられる知識は、自分を直接変えるものではなく、自分のオリジナルの考え(答え)を見つけるための一つの材料に過ぎません。
だからこそ、「自分の病気を治すための最善の方法」というのは、自分自身でたどり着くべきものなのではないでしょうか。
自分にとっての最善の方法というのは、まだ何も決まっていない白紙のような状態です。
自分で深く考え、自由に思い描くことが可能です。
最終的に本書を完成させるのは読者自身であるとも言えます。
未来医療 人のもつ力が未来の医療を変える。
The Medical Future - Self-Care Medicine - / Copyright © John S. Doe All Rights Reserved.
目次( p. 1 - 158 )
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まえがき
p. 1 -
医師が病を治すのではなく、カラダが病を治す。
p. 4 - 5 -
なぜ、薬が病気を治すと信じる世界になったのか?
p. 6 - 8 -
今、本来の概念に戻す時が来ている。
p. 9 - 11 -
病気を治せる薬は存在しない。
p. 13 - 15 -
薬を飲み続けても病気は治らない。
p. 16 - 17 -
病気が治るのを薬が邪魔することもある。
p. 18 - 20 -
薬は様々なリスクを伴う。
p. 21 - 23 -
現代医療の本質とは何か?
p. 25 - 27 -
現代医療の真意は、病気を止めること。
p. 28 - 29 -
現代医療とは、あくまでも病気を治すサポート。
p. 30 - 31 -
カラダをいじればいじるほど問題が起きる。
p. 33 - 35 -
あと、どれだけの薬を作り続けなければならないのか?
p. 36 - 38 -
医療が発展しないジレンマ。
p. 39 - 41 -
病気とは、異物。
p. 44 - 47 -
病気とは、体内システムの異常。
p. 48 - 50 -
病気とは、体の許容オーバー。
p. 51 - 52 -
なぜ、人は病気になるのか?
p. 53 - 54 -
問題の本質を解決するということ。
p. 56 - 57 -
自然界の状態に戻すということ。
p. 58 - 60 -
当たり前のことをするということ。
p. 61 - 63 -
世界最高のテクノロジーとは何か?
p. 65 - 67 -
人のもつ力が未来の医療を変える。
p. 68 - 70 -
未来のテクノロジーとは、概念そのもの。
p. 71 - 74 -
はじめに
p. 77 -
データを根拠にしない理由
p. 78 - 80 -
運動 ― 動物は、動くもの。
p. 81 - 84 -
食事 ― 命そのものを食べる。
p. 85 - 93 -
睡眠 ― 危険が無いから眠れる。
p. 94 - 100 -
自然環境 ― 過酷な環境が生命を強くする。
p. 101 - 103 -
病気になる最大の理由
p. 105 - 107 -
ストレスとは何か?
p. 108 - 112 -
ストレスと、どう向き合うべきか?
p. 113 - 132 -
はじめに【重要】
p. 135 -
第一節 いかにして戦わずに勝つか。
p. 136 -
第二節 勝つ意思のある者が勝つ。
p. 137 - 138 -
第三節 強い相手だと思ったら、戦わない。
p. 139 - 140 -
第四節 守りを固めて待つ。
p. 141 - 142 -
第五節 病気になった理由を考える。
p. 143 - 145 -
第六節 肩の力を抜いて、気楽に。
p. 146 -
第七節 治療をする場合は、一瞬で。
p. 147 -
第八節 ほんの少しの治療で止める。
p. 148 -
第九節 病気に止めを刺さない。
p. 149 -
第十節 病気と仲間になる。
p. 150 -
第十一節 治療をするか迷ったら。
p. 151 - 154 -
自分の病気を治すための最善の方法
p. 156 -
さいごに
p. 157 - 158
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未来医療 人のもつ力が未来の医療を変える。
The Medical Future - Self-Care Medicine -
Copyright © John S. Doe All Rights Reserved.