健康になるために必要な運動は、自分自身で見つけていかなければならないのではないでしょうか。
また、運動の種類だけではなく、運動の強度や、運動する時間、週に何回するのが最も調子が良いのかなども、自分自身で試行錯誤していかなければならないのかもしれません。
健康になれる運動習慣について、他人が決めたルールに従う必要性は無く、自分自身でルールは作ればいいのではないでしょうか。
結局、自分自身で納得できる運動習慣でなければ、長期的に継続することは難しくなります。
また、他人が良いという運動であっても、人によっては性格的に合わないこともあります。
例えば、ランニングが苦手な人もいれば、筋肉トレーニングが苦手な人もいます。
個人で黙々とする運動よりも、集団でするスポーツのような運動が向いている人もいれば、その逆もあります。
自分が苦手なことをするよりも、まずは自分がしたいと思う運動をしていくことの方が重要です。
最終的には、自身の生活の中で、健康を維持できるだけの運動を行えていればよいのではないでしょうか。
自然界の動物が有している生命力とは、自然界において生存することができるだけの力、とも言えます。
動物は、必要以上に運動(過剰に運動)しているわけでもなく、極端に運動が不足しているわけでもありません。
動物は、自然の中で生き抜くのに必要なだけの体力を有しています。
例えば、移動したり、狩りをしたり、敵から逃げたり闘ったりなど。
つまり、自身の体力(身体能力)が、自然の中で生き延びることができると思える程度であれば、運動に関しては健康の条件を十分満たすことができていると考えてもいいのかもしれません。
今の自分の握力で、筋力で、戦闘力で、歩いたり走ったりする逃走能力で、自然界を生き延びることができるでしょうか。
とは言え、何も獣を素手で倒せるような力が必要なわけではありません。
人間は脳が発達しているため、頭を使って敵を倒したり、敵から逃げ切れればいいとも言えます。
また、武器や装備、罠を作ったり、他者と協力することもできます。
つまり、人間の場合は自然の中で生存するのに、そこまで筋肉質で強靭なカラダが必要なわけではないということです。
もし、健康を維持できていた昔の自分と比べて、今の自分の体力では、自然の中で生き延びることができないと感じるのであれば、生存に必要なだけの体力を運動によって取り戻さなければならないのではないでしょうか。
そうすることが、健康の必要条件の一つである運動の項目を満たすことになるのかもしれません。
逆に言えば、自然界で生き残るための身体能力がなくなった時(例えば、走ったり歩けなくなったり、自分で食事ができなくなったりした)時に、だんだんと弱り、健康を害し、病気になり、最終的には人間は死んでしまうのかもしれません。
先にも述べたように、運動は人間が呼吸をするのと同じくらい大切なことであるとも言えます。
そして、その重要性というのは、文字や文章を読み、頭で理解するだけでは不十分であるとも言えます。
とても文章で伝えきれるものではありません。
本当の運動の大切さや素晴らしさ、その効果は、自分自身で体験(運動)をすることによってのみ確認することができるものなのかもしれません。
未来医療 人のもつ力が未来の医療を変える。
The Medical Future - Self-Care Medicine - / Copyright © John S. Doe All Rights Reserved.
目次( p. 1 - 158 )
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まえがき
p. 1 -
医師が病を治すのではなく、カラダが病を治す。
p. 4 - 5 -
なぜ、薬が病気を治すと信じる世界になったのか?
p. 6 - 8 -
今、本来の概念に戻す時が来ている。
p. 9 - 11 -
病気を治せる薬は存在しない。
p. 13 - 15 -
薬を飲み続けても病気は治らない。
p. 16 - 17 -
病気が治るのを薬が邪魔することもある。
p. 18 - 20 -
薬は様々なリスクを伴う。
p. 21 - 23 -
現代医療の本質とは何か?
p. 25 - 27 -
現代医療の真意は、病気を止めること。
p. 28 - 29 -
現代医療とは、あくまでも病気を治すサポート。
p. 30 - 31 -
カラダをいじればいじるほど問題が起きる。
p. 33 - 35 -
あと、どれだけの薬を作り続けなければならないのか?
p. 36 - 38 -
医療が発展しないジレンマ。
p. 39 - 41 -
病気とは、異物。
p. 44 - 47 -
病気とは、体内システムの異常。
p. 48 - 50 -
病気とは、体の許容オーバー。
p. 51 - 52 -
なぜ、人は病気になるのか?
p. 53 - 54 -
問題の本質を解決するということ。
p. 56 - 57 -
自然界の状態に戻すということ。
p. 58 - 60 -
当たり前のことをするということ。
p. 61 - 63 -
世界最高のテクノロジーとは何か?
p. 65 - 67 -
人のもつ力が未来の医療を変える。
p. 68 - 70 -
未来のテクノロジーとは、概念そのもの。
p. 71 - 74 -
はじめに
p. 77 -
データを根拠にしない理由
p. 78 - 80 -
運動 ― 動物は、動くもの。
p. 81 - 84 -
食事 ― 命そのものを食べる。
p. 85 - 93 -
睡眠 ― 危険が無いから眠れる。
p. 94 - 100 -
自然環境 ― 過酷な環境が生命を強くする。
p. 101 - 103 -
病気になる最大の理由
p. 105 - 107 -
ストレスとは何か?
p. 108 - 112 -
ストレスと、どう向き合うべきか?
p. 113 - 132 -
はじめに【重要】
p. 135 -
第一節 いかにして戦わずに勝つか。
p. 136 -
第二節 勝つ意思のある者が勝つ。
p. 137 - 138 -
第三節 強い相手だと思ったら、戦わない。
p. 139 - 140 -
第四節 守りを固めて待つ。
p. 141 - 142 -
第五節 病気になった理由を考える。
p. 143 - 145 -
第六節 肩の力を抜いて、気楽に。
p. 146 -
第七節 治療をする場合は、一瞬で。
p. 147 -
第八節 ほんの少しの治療で止める。
p. 148 -
第九節 病気に止めを刺さない。
p. 149 -
第十節 病気と仲間になる。
p. 150 -
第十一節 治療をするか迷ったら。
p. 151 - 154 -
自分の病気を治すための最善の方法
p. 156 -
さいごに
p. 157 - 158
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