では、実際に運動するとして、健康という意味合いで、一体どんな運動が効果的なのでしょうか。
誰でも、最も効果的な方法を実践したいと思うものです。
運動と言っても、ランニング、筋肉トレーニング、歩く、ヨガ、その他テニス、水泳、サッカー、ゴルフ、格闘技などの各種スポーツまで様々なものがあります。
世の中では、様々なデータにより、特定の運動が最も効果的であるというように言われることもあります。
しかし、人間が導き出した答えに、こだわりすぎると、あまりよくないのかもしれません。
例えば、必要なのは筋肉量だから、筋肉トレーニングだけをしていれば、他の運動はしなくてもいいなど、極端な考え方はリスクを伴います。
たしかに、筋肉量を維持するだけであるのであれば、筋肉トレーニングだけでいいのかもしれませんが、他の運動によって正常に機能しているカラダのシステムもあるのかもしれません。
例えば、ランニングは心肺機能の維持・向上に効果があったり、散歩は遠くの景色を見るため、目のピント調節機能や視力を保つために役立っていたりするのかもしれません。
また、外で太陽の光を浴びることで、体に必要な成分が産生されることもあります。
意外なところで、意外なことが、体にとって良い効果や必要な効果をもたらしていることはあります。
結局、極端な考え方(これで間違いない、というような決めつけ)をしてしまうと、取りこぼしが出てしまいます。
理想的な運動をするのであれば、やはり自然界の動物と同じような運動に近づけておいた方が良いとも言えます。
自然界の動物は、ランニングだけをする、筋肉トレーニングだけをする、歩くだけ、というのではなく、生活の中で自然と多様な運動(歩く、逃走、闘う…など)を合わせて行うことができています。
つまり、一つの運動に限定するのではなく、様々な運動を複合的に行うことで、多方面からカラダに刺激を与えるということが最も効果的なのかもしれません。
多様な運動をすることで、気分が変わり、運動をすることに飽きずに継続しやすくなるというのも大きなメリットです。
もちろん単独の運動だけでも、健康を維持できていると本人が思うのであれば、それでいいとも言えます。
歩くだけで健康だというのであれば、それでもいいですし、筋肉トレーニングも合わせて行った方が、調子がいいのであれば、両方を行えばよいのではないでしょうか。
また、特別に運動しなくても健康だという人は、すでに自分の生活スタイルの中で十分な運動量を確保できている場合もあります。
人によってライフスタイルが異なる以上、どんな運動が足りているのか、どんな運動が不足しているのか、そもそも余分に運動をする必要性があるのかは、人により変わってきます。
未来医療 人のもつ力が未来の医療を変える。
The Medical Future - Self-Care Medicine - / Copyright © John S. Doe All Rights Reserved.
目次( p. 1 - 158 )
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まえがき
p. 1 -
医師が病を治すのではなく、カラダが病を治す。
p. 4 - 5 -
なぜ、薬が病気を治すと信じる世界になったのか?
p. 6 - 8 -
今、本来の概念に戻す時が来ている。
p. 9 - 11 -
病気を治せる薬は存在しない。
p. 13 - 15 -
薬を飲み続けても病気は治らない。
p. 16 - 17 -
病気が治るのを薬が邪魔することもある。
p. 18 - 20 -
薬は様々なリスクを伴う。
p. 21 - 23 -
現代医療の本質とは何か?
p. 25 - 27 -
現代医療の真意は、病気を止めること。
p. 28 - 29 -
現代医療とは、あくまでも病気を治すサポート。
p. 30 - 31 -
カラダをいじればいじるほど問題が起きる。
p. 33 - 35 -
あと、どれだけの薬を作り続けなければならないのか?
p. 36 - 38 -
医療が発展しないジレンマ。
p. 39 - 41 -
病気とは、異物。
p. 44 - 47 -
病気とは、体内システムの異常。
p. 48 - 50 -
病気とは、体の許容オーバー。
p. 51 - 52 -
なぜ、人は病気になるのか?
p. 53 - 54 -
問題の本質を解決するということ。
p. 56 - 57 -
自然界の状態に戻すということ。
p. 58 - 60 -
当たり前のことをするということ。
p. 61 - 63 -
世界最高のテクノロジーとは何か?
p. 65 - 67 -
人のもつ力が未来の医療を変える。
p. 68 - 70 -
未来のテクノロジーとは、概念そのもの。
p. 71 - 74 -
はじめに
p. 77 -
データを根拠にしない理由
p. 78 - 80 -
運動 ― 動物は、動くもの。
p. 81 - 84 -
食事 ― 命そのものを食べる。
p. 85 - 93 -
睡眠 ― 危険が無いから眠れる。
p. 94 - 100 -
自然環境 ― 過酷な環境が生命を強くする。
p. 101 - 103 -
病気になる最大の理由
p. 105 - 107 -
ストレスとは何か?
p. 108 - 112 -
ストレスと、どう向き合うべきか?
p. 113 - 132 -
はじめに【重要】
p. 135 -
第一節 いかにして戦わずに勝つか。
p. 136 -
第二節 勝つ意思のある者が勝つ。
p. 137 - 138 -
第三節 強い相手だと思ったら、戦わない。
p. 139 - 140 -
第四節 守りを固めて待つ。
p. 141 - 142 -
第五節 病気になった理由を考える。
p. 143 - 145 -
第六節 肩の力を抜いて、気楽に。
p. 146 -
第七節 治療をする場合は、一瞬で。
p. 147 -
第八節 ほんの少しの治療で止める。
p. 148 -
第九節 病気に止めを刺さない。
p. 149 -
第十節 病気と仲間になる。
p. 150 -
第十一節 治療をするか迷ったら。
p. 151 - 154 -
自分の病気を治すための最善の方法
p. 156 -
さいごに
p. 157 - 158
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