なぜ、自分で考えていけば問題が解決の方向へと向かっていくのか…。
それには、もっと具体的で論理的な理由が存在します。
しかし、それを話すべきではない理由も存在します。
では、なぜ、論理的な理由があるのに、それを話さないのか…。
他にも、これまで話してきた内容の中で疑問に思うことが幾つも出てきていたはずです。
なぜ、この話には触れないのか…。
なぜ、あんな言い方をしたのか…。
言いたいことは分かるけど、具体的に一体どうすればいいのか…。
このような自身の問いに対する答えを考え、見つけていかなければならないのではないでしょうか。
もし、ここで、その全ての答えを書いてしまえば、その答えを自分の悟り(答え)にしてしまわないでしょうか。
そして、自分自身の本当の悟りを考えないのではないでしょうか。
結局、あなたが導いたものでない限り、あなたの悟り(答え)には成り得ません。
これまで話してきたことも、今話していることも、これから話すことも、すべては筆者が導いた悟り(答え)であって、それは読者の悟り(答え)ではありません。
逆に、あなたが考え導いたものであるのなら、どんなものでも悟り(答え)になると言えます。
自身の問題を解決するために、自分の納得いく答えが見つかるまで、たくさん本を読んでもいいし…、考えるよりも行動だと思うのならそれでもいいし…、まずは部屋の掃除だと思うのならそれでもいいし…、自分で考えずに人に聞いたり、頼ったり、他人の真似をしたっていい…。
あなたが自身の問題を解決する最善策として導いたものなら、例え、これまで話してきた内容と根本から矛盾するものであっても良いと言えます。
では、なぜ、どんな内容であっても悟り(答え)になるのか…。
その答えを、自分自身で考えなければならないのではないでしょうか。
とは言え、誰もが自分で考えて自分の人生を送ってきているはずです。
自分で考え、情報を集め、最善の策を導き行動を起こしてきたはずです。
それで解決できずに悩んでいるのに、これからも同じように自分で考えてやっていけば上手くいくのか…。
とても上手くいくとは思えない…。
では、なぜこれまで上手くいかなかったのか…、逆にどうすれば上手くいくのか…。
いや、自分の問題は、どう考えても解決できないのではないか…。
相手が悪いから…、周りが悪いから…、お金が無いから…、時間が無いから…、家族や子供がいるから…、年だから…、勉強してこなかったから…、社会の構造的な問題だから…、一人では無理だから…、リスクが多いから…、才能が無いから…、自信が無いから…、勇気が出ないから…。
とにかく、何か疑問や、自身の問題が解決できない理由が出るたびに、それに対して自分の答えを出していかなければならないとも言えます。
「○○だから、解決できない…。では、どうすればいいのか…。」
自身の問題が解決するまで、自分自身に自分の疑問を問い続け、その問いに対して自分なりの答えを出し続けていくことが、悟りの本質…なのかもしれないし、そうではないのかもしれません。
こんな話があります。
―
問題にぶつかった2人の子供がいました。
その問題は、自分で考えても解けない問題でした。
一人は、親切な大人に出会い、その問題の解決策を教えてもらい、難なく問題を解決し、感謝しました。
もう一人も、大人に解決策を尋ねました。
しかし、不親切な大人は、「自分で考えなさい」とだけ伝えました。
どうすればいいのかわからず、苦しみ、何度も挫折したり、後悔したり、失敗したりしました。
正しい答えさえ教えてくれれば、問題を解決できるのに…。
上手くいかない理由と上手くいく理屈さえわかれば、自分だってやれるのに…。
自分で考えても上手くいかないから聞いているのに、なぜ教えてくれないのか…と悩んだり、本当は答えなど無いのではないか…と疑いもしました。
やがて、時間はかかりながらも、なんとか問題を解決することができました。
とは言え、問題のすべてを解決できたとは言えませんでした。
ところが、かつての不親切な大人たちに、その子供(筆者)は心から感謝しました。
時は流れ、二人の子供は、また解決しなければならない別の問題に直面することになります。
しかし、答えを教えてくれた大人は、もういません。
答えを聞こうと思っても聞くことはできません。
では、今度は、一体どちらの子供が早く問題を解決するでしょうか。
何も苦労しなかった子供の方でしょうか、それとも、大きく成長した子供の方でしょうか。
それは、自分で考え、答えを導き、問題を解決しようとしてきた子供の方ではないでしょうか。
―
だからこそ、自分で思考していくという事が必要になります。
そして、自分自身の正しい悟り(答え)を導くためのメソッドが、これまで話してきた瞑想と言えます。
では、この瞑想というものは、誰でも気軽に行っても良いのでしょうか。
未来医療 人のもつ力が未来の医療を変える。
The Medical Future - Self-Care Medicine - / Copyright © John S. Doe All Rights Reserved.
目次( p. 1 - 158 )
-
まえがき
p. 1 -
医師が病を治すのではなく、カラダが病を治す。
p. 4 - 5 -
なぜ、薬が病気を治すと信じる世界になったのか?
p. 6 - 8 -
今、本来の概念に戻す時が来ている。
p. 9 - 11 -
病気を治せる薬は存在しない。
p. 13 - 15 -
薬を飲み続けても病気は治らない。
p. 16 - 17 -
病気が治るのを薬が邪魔することもある。
p. 18 - 20 -
薬は様々なリスクを伴う。
p. 21 - 23 -
現代医療の本質とは何か?
p. 25 - 27 -
現代医療の真意は、病気を止めること。
p. 28 - 29 -
現代医療とは、あくまでも病気を治すサポート。
p. 30 - 31 -
カラダをいじればいじるほど問題が起きる。
p. 33 - 35 -
あと、どれだけの薬を作り続けなければならないのか?
p. 36 - 38 -
医療が発展しないジレンマ。
p. 39 - 41 -
病気とは、異物。
p. 44 - 47 -
病気とは、体内システムの異常。
p. 48 - 50 -
病気とは、体の許容オーバー。
p. 51 - 52 -
なぜ、人は病気になるのか?
p. 53 - 54 -
問題の本質を解決するということ。
p. 56 - 57 -
自然界の状態に戻すということ。
p. 58 - 60 -
当たり前のことをするということ。
p. 61 - 63 -
世界最高のテクノロジーとは何か?
p. 65 - 67 -
人のもつ力が未来の医療を変える。
p. 68 - 70 -
未来のテクノロジーとは、概念そのもの。
p. 71 - 74 -
はじめに
p. 77 -
データを根拠にしない理由
p. 78 - 80 -
運動 ― 動物は、動くもの。
p. 81 - 84 -
食事 ― 命そのものを食べる。
p. 85 - 93 -
睡眠 ― 危険が無いから眠れる。
p. 94 - 100 -
自然環境 ― 過酷な環境が生命を強くする。
p. 101 - 103 -
病気になる最大の理由
p. 105 - 107 -
ストレスとは何か?
p. 108 - 112 -
ストレスと、どう向き合うべきか?
p. 113 - 132 -
はじめに【重要】
p. 135 -
第一節 いかにして戦わずに勝つか。
p. 136 -
第二節 勝つ意思のある者が勝つ。
p. 137 - 138 -
第三節 強い相手だと思ったら、戦わない。
p. 139 - 140 -
第四節 守りを固めて待つ。
p. 141 - 142 -
第五節 病気になった理由を考える。
p. 143 - 145 -
第六節 肩の力を抜いて、気楽に。
p. 146 -
第七節 治療をする場合は、一瞬で。
p. 147 -
第八節 ほんの少しの治療で止める。
p. 148 -
第九節 病気に止めを刺さない。
p. 149 -
第十節 病気と仲間になる。
p. 150 -
第十一節 治療をするか迷ったら。
p. 151 - 154 -
自分の病気を治すための最善の方法
p. 156 -
さいごに
p. 157 - 158
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未来医療 人のもつ力が未来の医療を変える。
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