日常の中でも、他人に、こうした方がいいと言われても、それをしないことはよくあることではないでしょうか。
健康のために運動したほうがいい…、より良い人生のために掃除をした方がいい…、社会で有利になるために資格を取った方がいい…など、いろんなことを言われて、自分でも、「した方がいい」と分かっているつもりでも、他人に言われた通りにする人は少ないのではないでしょうか。
もし、他人に言われたように少しの間やったとしても、いつの間にか月日が経てば、やめてしまってはいないでしょうか。
本当に自分にとって必要であると自分自身の思考でたどり着かなければ、人は行動を起こさないし、行動を継続することもできないとも言えます。
逆に、他人に何と言われようと、絶対に曲げることのないことが人にはあります。
このような自身の経験と思考によりたどり着いた大切なものの場合は、人は自ら進んで、自分の考えが変わるまでは継続的に行動を起こします。
本を読んで問題が解決しないのは、行動を起こさないということも原因の一つですが、行動を起こすためには自分自身で解決策(悟り)に到達する必要性があるのではないでしょうか。
本を読んで、とてもすごいことが書いてあると思ったり、やっと自分が納得できる方法を見つけたと思ったりしても、それは他人の解決策(悟り)を手に入れた気になっているだけとも言えます。
他人の解決策は、本当の意味で理解できなければ、自身の解決策(悟り)には成りえません。
つまり、本を読んで感動し自分は変わったから、自分の人生も変わると思っているけれども、本当は何も変わってはいないのかもしれません。
有名なスポーツ選手と同じ高機能な道具を手にしたからといって、その人の身体能力が向上したり、同じような高度なプレイができるようになったりするわけではありません。
自分が変わった気になっているだけであるから、何も変わらないのかもしれません。
本(言葉)という情報伝達ツールの限界とも言えます。
伝えることができるのは情報(知識)だけなのかもしれません。
情報によって他者の経験を、まるで体験した気分になるようなことはできても、経験そのものを得ることはできません。
文字や言葉、動画では、他人の得た経験値そのものを自身に取り込み、まるでゲームのように自分自身のレベルを上げることはできないということです。
何か変わったものがあるとすれば、それは知識量という能力値だけではないでしょうか。
だからこそ、本当に自分を変えようと思ったら、自分自身の解決策(悟り)を、自分自身の思考によって導き出さなければならないのではないでしょうか。
自分で解決策(悟り)を生み出すことは、非常に大変なことですが、もし自分自身のオリジナルの自己啓発本を作ることができれば、自分にとってこんなに役立つ本は無いとも言えます。
他人の自己啓発本のやり方を参考に人生を生きることもできますが、何にも縛られることなく、自分で自由に自身の自己啓発本を作ることもできるのではないでしょうか。
人によっては、これからは本を一切読まずに、他人の意見も聞かずに、自分自身で解決策を考えていけばいい、と思う人もいるかもしれません。
もし、何度も何度も思考した結果、そう導かれたのであるのならば、それでいいと言えますが、ここに、そう書いてあったからという理由であるのなら、それは少し違うと言えます。
今の自分には、自分以外の人が言っていることも参考にした方が良いと思うのであれば、それでいいのではないでしょうか。
何も、言われたことを、そのまま受け止める必要性は無いのかもしれません。
世間では、イレギュラーなこと(例外)は、山のように存在します。
例外では、正しいことが間違いになることもあります。
人生において、つらく苦しい時でも頑張り、前に進まなければならない、という事を、私たちは子供の頃に教えられます。
それは、頑張り続けていれば、問題を克服できる確率が上がるからとも言えます。
ただし、一度立ち止まり、疲れ果てた自分自身を休めなければならない場合もあります。
その人の状況や抱えている問題などによって、正しいはずの解決法が効かなかったり、逆効果になることは多々あります。
その一つ一つに対して、自分で思考し、答えを見つけるべきではないでしょうか。
今の世の中は多様な情報があふれ、その情報が正しいかどうかは別として、自分でいくらでも情報を手にすることができるとも言えます。
それによって、自分で様々なことを思考することができます。
しかし、忙しく時間が無い中で、私たち現代人は、深く思考するということができているでしょうか。
自分で思考するよりも、評価の高い他人の解決策を、そのまま頭の中にインプットすることに忙しくしてはいないでしょうか。
ただ、それでは、いつまでたっても自身の悟り(答え)には到達できないのかもしれません。
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そして、話は、これで終わりではありません。
なぜなら、ここまで話してきた、自分で解決策(悟り)を導くという方法では、あなたの抱えている問題は、おそらく解決することはないとも言えるからです。
では、なぜ、解決しないと言えるのでしょうか。
未来医療 人のもつ力が未来の医療を変える。
The Medical Future - Self-Care Medicine - / Copyright © John S. Doe All Rights Reserved.
目次( p. 1 - 158 )
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まえがき
p. 1 -
医師が病を治すのではなく、カラダが病を治す。
p. 4 - 5 -
なぜ、薬が病気を治すと信じる世界になったのか?
p. 6 - 8 -
今、本来の概念に戻す時が来ている。
p. 9 - 11 -
病気を治せる薬は存在しない。
p. 13 - 15 -
薬を飲み続けても病気は治らない。
p. 16 - 17 -
病気が治るのを薬が邪魔することもある。
p. 18 - 20 -
薬は様々なリスクを伴う。
p. 21 - 23 -
現代医療の本質とは何か?
p. 25 - 27 -
現代医療の真意は、病気を止めること。
p. 28 - 29 -
現代医療とは、あくまでも病気を治すサポート。
p. 30 - 31 -
カラダをいじればいじるほど問題が起きる。
p. 33 - 35 -
あと、どれだけの薬を作り続けなければならないのか?
p. 36 - 38 -
医療が発展しないジレンマ。
p. 39 - 41 -
病気とは、異物。
p. 44 - 47 -
病気とは、体内システムの異常。
p. 48 - 50 -
病気とは、体の許容オーバー。
p. 51 - 52 -
なぜ、人は病気になるのか?
p. 53 - 54 -
問題の本質を解決するということ。
p. 56 - 57 -
自然界の状態に戻すということ。
p. 58 - 60 -
当たり前のことをするということ。
p. 61 - 63 -
世界最高のテクノロジーとは何か?
p. 65 - 67 -
人のもつ力が未来の医療を変える。
p. 68 - 70 -
未来のテクノロジーとは、概念そのもの。
p. 71 - 74 -
はじめに
p. 77 -
データを根拠にしない理由
p. 78 - 80 -
運動 ― 動物は、動くもの。
p. 81 - 84 -
食事 ― 命そのものを食べる。
p. 85 - 93 -
睡眠 ― 危険が無いから眠れる。
p. 94 - 100 -
自然環境 ― 過酷な環境が生命を強くする。
p. 101 - 103 -
病気になる最大の理由
p. 105 - 107 -
ストレスとは何か?
p. 108 - 112 -
ストレスと、どう向き合うべきか?
p. 113 - 132 -
はじめに【重要】
p. 135 -
第一節 いかにして戦わずに勝つか。
p. 136 -
第二節 勝つ意思のある者が勝つ。
p. 137 - 138 -
第三節 強い相手だと思ったら、戦わない。
p. 139 - 140 -
第四節 守りを固めて待つ。
p. 141 - 142 -
第五節 病気になった理由を考える。
p. 143 - 145 -
第六節 肩の力を抜いて、気楽に。
p. 146 -
第七節 治療をする場合は、一瞬で。
p. 147 -
第八節 ほんの少しの治療で止める。
p. 148 -
第九節 病気に止めを刺さない。
p. 149 -
第十節 病気と仲間になる。
p. 150 -
第十一節 治療をするか迷ったら。
p. 151 - 154 -
自分の病気を治すための最善の方法
p. 156 -
さいごに
p. 157 - 158
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未来医療 人のもつ力が未来の医療を変える。
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