人類の多くは、何らかの宗教を信仰していますが(1)、中には特定の宗教を信仰していない人もいます。
神の存在を信じていない人たちもいるし、自分にとって都合のいい場合にだけ、神の存在を信じるということもあります。
神ではない何か(ものや人、思想)を信じていたり、身近な家族や友人を信じていたり、他者ではなく自分自身のことを信じているという人もいます。
先祖代々何かの宗教に、形式上は所属していても、自身は積極的な信仰をしていないという人もいます。
これだけ科学技術が進歩し、様々な自然現象が解き明かされてきた中で、どうしても神というような超自然的な存在を信じることができない、という人も現代においては増えてきているのではないでしょうか。
宗教に対して矛盾を感じている人々は、ストレスと、どう向き合うべきなのでしょうか。
世の中にはいくつもの宗教がありますが、多くの場合は、何らかの神のような絶対的な存在を信じています。
しかし、その中には、神を信じていない宗教も存在します。
その一つの例が、仏教です。
仏教は、釈迦(ガウタマ・シッダールタ(2) ‐ 紀元前5世紀前後)を開祖とする宗教です。
インドの釈迦は、仏陀(ブッダ)や仏(ほとけ)とも言われますが、人間であって、神のような存在ではありません。
仏教は神を信じているわけではないと言えます。
また、何か特別な存在を信じるようなタイプの宗教でもないとも言えます。
むしろ、釈迦がたどり着いたメンタルコントロール・メソッドが優れているから、その釈迦のメソッドを、みんなで共有しようというタイプの宗教なのかもしれません。
仏教の提唱するメンタルメソッドを理解することで、ストレスとの向き合い方のヒントが何か得られるかもしれません。
一つ注意したいのは、仏教が他の宗教よりも優れているから選んだというわけではなく、仏教を信仰することを勧めているわけでもありません。
もちろん他の宗教を否定しているわけでもありません。
他とタイプが異なるから注目し、ストレスというものを考える一つのきっかけにしたという、ただそれだけのことです。
ここから仏教について少し話をしていきますが、それは最終的に話したいことを話すための入口にすぎません。
では、仏教の開祖である釈迦は、一体何を伝えようとしていたのでしょうか。
未来医療 人のもつ力が未来の医療を変える。
The Medical Future - Self-Care Medicine - / Copyright © John S. Doe All Rights Reserved.
目次( p. 1 - 158 )
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まえがき
p. 1 -
医師が病を治すのではなく、カラダが病を治す。
p. 4 - 5 -
なぜ、薬が病気を治すと信じる世界になったのか?
p. 6 - 8 -
今、本来の概念に戻す時が来ている。
p. 9 - 11 -
病気を治せる薬は存在しない。
p. 13 - 15 -
薬を飲み続けても病気は治らない。
p. 16 - 17 -
病気が治るのを薬が邪魔することもある。
p. 18 - 20 -
薬は様々なリスクを伴う。
p. 21 - 23 -
現代医療の本質とは何か?
p. 25 - 27 -
現代医療の真意は、病気を止めること。
p. 28 - 29 -
現代医療とは、あくまでも病気を治すサポート。
p. 30 - 31 -
カラダをいじればいじるほど問題が起きる。
p. 33 - 35 -
あと、どれだけの薬を作り続けなければならないのか?
p. 36 - 38 -
医療が発展しないジレンマ。
p. 39 - 41 -
病気とは、異物。
p. 44 - 47 -
病気とは、体内システムの異常。
p. 48 - 50 -
病気とは、体の許容オーバー。
p. 51 - 52 -
なぜ、人は病気になるのか?
p. 53 - 54 -
問題の本質を解決するということ。
p. 56 - 57 -
自然界の状態に戻すということ。
p. 58 - 60 -
当たり前のことをするということ。
p. 61 - 63 -
世界最高のテクノロジーとは何か?
p. 65 - 67 -
人のもつ力が未来の医療を変える。
p. 68 - 70 -
未来のテクノロジーとは、概念そのもの。
p. 71 - 74 -
はじめに
p. 77 -
データを根拠にしない理由
p. 78 - 80 -
運動 ― 動物は、動くもの。
p. 81 - 84 -
食事 ― 命そのものを食べる。
p. 85 - 93 -
睡眠 ― 危険が無いから眠れる。
p. 94 - 100 -
自然環境 ― 過酷な環境が生命を強くする。
p. 101 - 103 -
病気になる最大の理由
p. 105 - 107 -
ストレスとは何か?
p. 108 - 112 -
ストレスと、どう向き合うべきか?
p. 113 - 132 -
はじめに【重要】
p. 135 -
第一節 いかにして戦わずに勝つか。
p. 136 -
第二節 勝つ意思のある者が勝つ。
p. 137 - 138 -
第三節 強い相手だと思ったら、戦わない。
p. 139 - 140 -
第四節 守りを固めて待つ。
p. 141 - 142 -
第五節 病気になった理由を考える。
p. 143 - 145 -
第六節 肩の力を抜いて、気楽に。
p. 146 -
第七節 治療をする場合は、一瞬で。
p. 147 -
第八節 ほんの少しの治療で止める。
p. 148 -
第九節 病気に止めを刺さない。
p. 149 -
第十節 病気と仲間になる。
p. 150 -
第十一節 治療をするか迷ったら。
p. 151 - 154 -
自分の病気を治すための最善の方法
p. 156 -
さいごに
p. 157 - 158
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