ストレスというものを肉体的ストレスと精神的ストレスというように2つに分けましたが、ストレスというものを考える時に、このような分け方というのは意味があるのでしょうか。
仕事における残業や休日出勤などの過剰な労働により、肉体が疲労すればストレスになるわけですが、肉体が疲労したからといって必ずストレスになるのでしょうか。
例えば、スポーツを楽しんだり、旅行から帰ったりしてくると、疲れてすぐに寝てしまう事があります。
このように、仕事ではなく、遊ぶことを目的とした行動によって疲労した時に、ストレスというものを感じているのでしょうか。
日常を忘れて楽しんだ行動に対して、仕事に対するようなストレスを感じることはあるのでしょうか。
仕事の疲労と遊びの疲労とでは比べるのがおかしい、と思う人もいるかもしれません。
では、同じ仕事でも、誰かに命令されるのではなく自分の思うように行動し、期待通りの結果を出しながら自身の夢に近づいていて、毎日が楽しいと思っているような人の場合、その人は仕事で肉体的疲労があったとしてもストレスを感じているのでしょうか。
それは、ただ心地よい肉体的疲労であるとも言えます。
何日も休まず、一日に何時間も仕事をしているのに、仕事が楽しいという人と、仕事がただストレスでしかないという人もいます。
もしかすると、肉体的疲労を受けたから必ずストレスになるのではなく、その出来事に対して何かを考えたからストレスになっているのかもしれません。
例えば、なぜ、こんなにも働かなければならないのか…。
なぜ、こんなに働いているのに、もっとお金がもらえないのか…。
なぜ、自分の仕事が、もっと評価されないのか…。
なぜ、職場では評価されているのに家庭では評価されないのか…。
なぜ、こんなに頑張っているのに家計は苦しいままなのか…。
なぜ、家族との時間を削ってまで仕事をしなければならないのか…。
もっと仕事を上手くこなせるはずなのに…。
ここまで自分を犠牲にしている仕事は意味があるのだろうか…。
今の仕事は、自分がしなければならない仕事なのだろうか…。
このような様々な思考を繰り返した時に、受けた肉体的疲労は、ストレスへと変わってはいないでしょうか。
一方、精神的ストレスに関しても同様に、人間の思考によるストレスと言えます。
起こった出来事や状況に対して、何かを思考した時にストレスは生まれてはいないでしょうか。
もっと人間関係が上手くできたらいいのに…。
お金が、もっとあればいいのに…。
将来のことが不安だな…。
あれはどうしよう、これはどうしよう…。
自分は、全く悪くないのに…。
なぜ、こんなに辛い思いをしなければならないのか…。
このように、いろいろと悩んでいると、ため息も出てきます。
ストレスのきっかけになっているのは、自身に起きた出来事や状況なわけですが、頭の中で対象となるストレスについて、何かを考え悩んでいること自体がストレスの実体とは言えないでしょうか。
人間は目の前の現実を想像できますが、非現実(虚構)を想像することもできます。
現実に存在しないような虚構(フィクション)を想像することで新しい未来を創造することもできますし、起こるかどうかもわからないような将来への不安(フィクション)をつくり出すこともできます。
特別な意味など持たなかった過去や現在の出来事に対しても、自分なりに、プラスにもマイナスの方向にも解釈を与えることができます。
未来医療 人のもつ力が未来の医療を変える。
The Medical Future - Self-Care Medicine - / Copyright © John S. Doe All Rights Reserved.
目次( p. 1 - 158 )
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まえがき
p. 1 -
医師が病を治すのではなく、カラダが病を治す。
p. 4 - 5 -
なぜ、薬が病気を治すと信じる世界になったのか?
p. 6 - 8 -
今、本来の概念に戻す時が来ている。
p. 9 - 11 -
病気を治せる薬は存在しない。
p. 13 - 15 -
薬を飲み続けても病気は治らない。
p. 16 - 17 -
病気が治るのを薬が邪魔することもある。
p. 18 - 20 -
薬は様々なリスクを伴う。
p. 21 - 23 -
現代医療の本質とは何か?
p. 25 - 27 -
現代医療の真意は、病気を止めること。
p. 28 - 29 -
現代医療とは、あくまでも病気を治すサポート。
p. 30 - 31 -
カラダをいじればいじるほど問題が起きる。
p. 33 - 35 -
あと、どれだけの薬を作り続けなければならないのか?
p. 36 - 38 -
医療が発展しないジレンマ。
p. 39 - 41 -
病気とは、異物。
p. 44 - 47 -
病気とは、体内システムの異常。
p. 48 - 50 -
病気とは、体の許容オーバー。
p. 51 - 52 -
なぜ、人は病気になるのか?
p. 53 - 54 -
問題の本質を解決するということ。
p. 56 - 57 -
自然界の状態に戻すということ。
p. 58 - 60 -
当たり前のことをするということ。
p. 61 - 63 -
世界最高のテクノロジーとは何か?
p. 65 - 67 -
人のもつ力が未来の医療を変える。
p. 68 - 70 -
未来のテクノロジーとは、概念そのもの。
p. 71 - 74 -
はじめに
p. 77 -
データを根拠にしない理由
p. 78 - 80 -
運動 ― 動物は、動くもの。
p. 81 - 84 -
食事 ― 命そのものを食べる。
p. 85 - 93 -
睡眠 ― 危険が無いから眠れる。
p. 94 - 100 -
自然環境 ― 過酷な環境が生命を強くする。
p. 101 - 103 -
病気になる最大の理由
p. 105 - 107 -
ストレスとは何か?
p. 108 - 112 -
ストレスと、どう向き合うべきか?
p. 113 - 132 -
はじめに【重要】
p. 135 -
第一節 いかにして戦わずに勝つか。
p. 136 -
第二節 勝つ意思のある者が勝つ。
p. 137 - 138 -
第三節 強い相手だと思ったら、戦わない。
p. 139 - 140 -
第四節 守りを固めて待つ。
p. 141 - 142 -
第五節 病気になった理由を考える。
p. 143 - 145 -
第六節 肩の力を抜いて、気楽に。
p. 146 -
第七節 治療をする場合は、一瞬で。
p. 147 -
第八節 ほんの少しの治療で止める。
p. 148 -
第九節 病気に止めを刺さない。
p. 149 -
第十節 病気と仲間になる。
p. 150 -
第十一節 治療をするか迷ったら。
p. 151 - 154 -
自分の病気を治すための最善の方法
p. 156 -
さいごに
p. 157 - 158
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