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食事 ー 命そのものを食べる。

p. 92( p.85 - 93 )




純粋だった子どもが知識をつけ大人になり社会に出ると、その知識は利益の追求に使われるようになります。

これから人類は、さらに知識をつけ、賢くなっていきます。

昔は、農薬も様々な薬剤も、遺伝子組み換え技術も、何もありませんでした。

人類が賢くなればなるほど、余計なことを思いつくようになるし、利益の追求のために知恵を働かせるほど、人間の食べるものは自然界の状態から離れていきます。

今の状態で、ここまで離れているため、この先、もっともっと離れていく可能性はあります。

だからこそ、できるだけ食材を自然本来の状態に戻してから食べなければならないとも言えます。

人間の社会システムの都合で与えた影響をリセットする必要があります。

例えば、野菜や果物についた農薬を洗ったり…、皮を剥けるものは剥いたり…、料理で焼いたり煮たりしてできるだけ薬剤を抽出したりする…など。

ですが、皮の部分にも栄養はあるし、熱で壊れる栄養素などもあります。

そのため、様々な処理をし過ぎれば、その食材自体も自然の状態から離れていくことにもなります。

昔であれば、残留農薬や薬剤の心配などもする必要はなかったし、余計な手間をかけることもありませんでした。

これから先の未来では、今では思いもつかないような処置をしてから食材を食べなければならない時が来るかもしれません。

また、食材そのものが人間の手によって汚染されているというような話をしましたが、これは、そんな食材を用いて作られる様々な商品も、また、すべて汚染されているという事も意味します。

よく言われることですが、もはや、自分の手で一から食材を作らなければ、本当に安全なものを手にすることはできない世の中になってしまったのかもしれません。

食というものも、人類が発展したことによって生じる弊害の一つと言えます。

多様な環境問題は、自分たちのせいではないと思っていたけれど、よくよく調査したら、結局、人類活動のせいだった…というような話があります。

人類の生み出した食というものが人間の健康を害する原因の一つであった…という事が将来わかる時が来るのかもしれません。

もし、そうならば、とても悲しく、むなしい話ではないでしょうか。

とは言え、こんなことは、あえて書かなくても、もう多くの人が気づいていることなのかもしれません。

かといって、農薬や薬剤を使用しなければ深刻な食糧問題にも陥るため、すぐに何とかすることができるような問題でもなく、もちろん誰かが悪いというわけでもありません。

これは食に関することだけではなく、その他あらゆる人類の抱える問題にも言えることです。

人類は、その歩みの中で、今、大きな泥沼にはまっているのかもしれません。

そんな社会の中で生きる私たちは、一体何をどう食べれば、最も自分の健康を守れるのかを自分で考え、自分が買うものを選んでいかなければならないのではないでしょうか。

いい意味でも悪い意味でも、最終的に、人類の多くの人々が買い続けたものが将来に残っていきます。

未来の人類は、一体何を食べているでしょうか。

人間が作ったものでしょうか、それとも、本当の自然が作ったものでしょうか。

もし本当の自然が作ったものを食べることができているとしたら、未来の人類は現状の問題を克服し、本当の意味で賢くなっているのかもしれません。




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