上記のように、補完代替医療(CAM)には、病気を治すための非常に多くの解決法が提案されています(国によっても実施されている内容は異なります)。
これらによって病気が治ると言われるから患者は様々なアプローチをしていくわけですが、患者は受動的に言われたことを「ただこなそうとしている」だけとも言えます。
このようなアプローチというのは体の自然治癒力を高めるものですが、そもそも、このような多様なアプローチをしてこなかったから患者は病気になったのでしょうか。
健康な状態で生まれてきた多くの人の場合は、病気になるようなライフスタイルを長年送ってきたから病気になっているのではないでしょうか。
だとしたら、まず取り組まなければならないのは、病気を導いてしまったライフスタイルの改善ではないでしょうか。
サプリメントを飲んで、鍼治療をして、マッサージをして、呼吸法をして、ヨガをして…、このようなことをする事によって病気の原因になってしまった自身のライフスタイルは変わるのでしょうか。
人それぞれライフスタイルは全くと言っていいほど違いますが、一体自分のライフスタイルの何が良くなかったのかを考えずに、他人に言われた解決策をただし続けて、本当に自分のライフスタイルというのは改善していくのでしょうか。
ライフスタイルにプラスの影響のあるものを加え続けていれば、マイナスの影響となっているものは自然に無くなっていくのでしょうか。
根本的な生活習慣が変わらないのであれば、いくら身体に良いアプローチをしたとしても、マイナスの要因は無くならず、結果的に問題は解決しないとも言えます。
だからこそ、自分で問題を解決していくような自発的な姿勢が必要になるのではないでしょうか。
自分の生活習慣の何が悪かったのか、それを改善するにはどうすればいいのか、解決策を自分で導き、試行錯誤していく、それが自己解決型医療(SCM)と言えます。
自身の生活習慣が、人間(動物)本来の自然界の状態に戻ったり近づいた時、カラダの生命力は元に戻り、その力によって自然に健康な状態へと戻っていくのではないでしょうか。
補完代替医療(CAM)は、期待するような結果を出せないことから、現在では、補完的健康アプローチ(Complementary Health Approaches)とも言われるようになってきています。
そのフレーズの中に存在していた、代替(Alternative)という言葉が無くなり、研究目的も「病気の予防・治療」から「症状のマネジメント」へと認識が大きく変わってきています(1)。
世の中は、人間のカラダの力で病気を治すということは無理なのではないか、という風潮に変わろうとしているとも言えます。
しかし、それは本当に正しい解釈とは言えないのかもしれません。
ただやり方が間違っていただけかもしれません。
これから、患者が自発的に生活習慣を改善していくことによって、人間のカラダの本当の力が見直されるかもしれません。
なぜなら、人間のカラダの力によって、現代医療では治せない病気を克服している人は少なくは無いからです。
今は、このようなことは奇跡と言われていますが、それが常識(当たり前のこと)になる未来も無いわけではないのではないでしょうか。
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現代医療において戦術とは、薬や手術などを指しますが、それらは病気を治すための戦術の一つに過ぎないとも言えます。
本来は、人間の生命力(自己修復機能)を取り戻すための生活習慣の改善が、最も重要な戦術なのかもしれません。
それでは、具体的にどのように生活習慣を改善していけばよいのでしょうか。
そのヒントにしてもらいたいことを、次の第三部において「戦術」と題して記述しています。
未来医療 人のもつ力が未来の医療を変える。
The Medical Future - Self-Care Medicine - / Copyright © John S. Doe All Rights Reserved.
目次( p. 1 - 159 )
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まえがき
p. 1 -
医師が病を治すのではなく、カラダが病を治す。
p. 4 - 5 -
なぜ、薬が病気を治すと信じる世界になったのか?
p. 6 - 8 -
今、本来の概念に戻す時が来ている。
p. 9 - 11 -
病気を治せる薬は存在しない。
p. 13 - 15 -
薬を飲み続けても病気は治らない。
p. 16 - 17 -
病気が治るのを薬が邪魔することもある。
p. 18 - 20 -
薬は様々なリスクを伴う。
p. 21 - 23 -
現代医療の本質とは何か?
p. 25 - 27 -
現代医療の真意は、病気を止めること。
p. 28 - 29 -
現代医療とは、あくまでも病気を治すサポート。
p. 30 - 31 -
カラダをいじればいじるほど問題が起きる。
p. 33 - 35 -
あと、どれだけの薬を作り続けなければならないのか?
p. 36 - 38 -
医療が発展しないジレンマ。
p. 39 - 41 -
病気とは、異物。
p. 44 - 47 -
病気とは、体内システムの異常。
p. 48 - 50 -
病気とは、体の許容オーバー。
p. 51 - 52 -
なぜ、人は病気になるのか?
p. 53 - 54 -
問題の本質を解決するということ。
p. 56 - 57 -
自然界の状態に戻すということ。
p. 58 - 60 -
当たり前のことをするということ。
p. 61 - 63 -
世界最高のテクノロジーとは何か?
p. 65 - 67 -
人のもつ力が未来の医療を変える。
p. 68 - 70 -
未来のテクノロジーとは、概念そのもの。
p. 71 - 74 -
はじめに
p. 77 -
データを根拠にしない理由
p. 78 - 80 -
運動 ― 動物は、動くもの。
p. 81 - 84 -
食事 ― 命そのものを食べる。
p. 85 - 93 -
睡眠 ― 危険が無いから眠れる。
p. 94 - 100 -
自然環境 ― 過酷な環境が生命を強くする。
p. 101 - 103 -
病気になる最大の理由
p. 105 - 107 -
ストレスとは何か?
p. 108 - 112 -
ストレスと、どう向き合うべきか?
p. 113 - 132 -
はじめに【重要】
p. 135 -
第一節 いかにして戦わずに勝つか。
p. 136 -
第二節 勝つ意思のある者が勝つ。
p. 137 - 138 -
第三節 強い相手だと思ったら、戦わない。
p. 139 - 140 -
第四節 守りを固めて待つ。
p. 141 - 142 -
第五節 病気になった理由を考える。
p. 143 - 145 -
第六節 肩の力を抜いて、気楽に。
p. 146 -
第七節 治療をする場合は、一瞬で。
p. 147 -
第八節 ほんの少しの治療で止める。
p. 148 -
第九節 病気に止めを刺さない。
p. 149 -
第十節 病気と仲間になる。
p. 150 -
第十一節 治療をするか迷ったら。
p. 151 - 154 -
自分の病気を治すための最善の方法
p. 156 -
さいごに
p. 157 - 159
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未来医療 人のもつ力が未来の医療を変える。
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