はじめに。
市場には黒酵母の商品がたくさんありますが、そのすべてが同じものではありません。黒酵母は微生物の通称であり、黒酵母の中にも種類があります。
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第二章| ソフィβ-グルカンのすべて
6. ソフィβ-グルカンは他の黒酵母β-グルカンと一体何が違うのか?
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市場には黒酵母の商品がたくさんありますが、そのすべてが同じものではありません。黒酵母は微生物の通称であり、黒酵母の中にも種類があります。
同じ黒酵母(アウレオバシジウム属)の微生物でも、菌株によって産生されるβ-グルカン(β-1,3-1,6-グルカン)は異なります。。
例えば他の黒酵母は、 β-1,3-結合にて連結されたグルコースを主鎖(赤玉)にもち、そのグルコース残基約5個に3個の割合でβ-1,6-結合にてグルコース1分子からなる分岐(青玉)が存在するβ-1,3-1,6-グルカンです。
一方、ソフィβ-グルカンは、主鎖のグルコースすべてにβ-1,6-結合にてグルコース1分子からなる分岐構造が存在するβ-1,3-1,6-グルカンです。
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分子構造が違えば、その高次構造である立体構造も違います。免疫をサポートする機能は、立体構造に由来するものであり、立体構造が違えば機能性も変わってきます。
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ソフィβ-グルカンは、公的医療機関においてヒトでの臨床試験を実施していますが、その試験とは薬にするための試験であり、合格した試験のレベルが違います。
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黒酵母商品の安全性の根拠として、「厚生労働省における既存食品添加物の認可」がよく謳われていますが、実際に厚生労働省で評価された黒酵母とはソフィβ-グルカンのことです。
同じ黒酵母(アウレオバシジウム属)の微生物で作られているという理由から、他製品の安全性の根拠としてよく引用されています。しかし、他製品は実際に評価されたわけではありません。
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通常の黒酵母商品の含有量表示は、「β-グルカン ○○mg」ですが、ソフィβ-グルカンは、「β-1,3-1,6-グルカン ○○mg」です。違いは、免疫をサポートできる成分がどれだけ入っているのかが明確かどうかにあります。
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ソフィβ-グルカンと他の黒酵母商品は、同じ黒酵母(アウレオバシジウム属)の微生物で作られたという部分は共通していますが、得られるβグルカン(β-1,3-1,6-グルカン)の構造も異なれば、その成分の安全性や化学的根拠なども異なります。
結局、ソフィβ-グルカンは他の黒酵母商品とはすべてが違うものであると言えます。
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