はじめに
基本的にはβ-グルカン(β-1,3-1,6-グルカンも同様)というのは食物繊維です。しかし、その中には同じβ-グルカン(β-1,3-1,6-グルカン)でありながら免疫をサポートできる機能性をあわせもったBRMGも存在します。
免疫系をサポートできるかできないかは、体内の受容体に認識されるかされないかに依存します。
参考
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第一章|β-グルカンのすべて
6. BRMGとは?
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基本的にはβ-グルカン(β-1,3-1,6-グルカンも同様)というのは食物繊維です。しかし、その中には同じβ-グルカン(β-1,3-1,6-グルカン)でありながら免疫をサポートできる機能性をあわせもったBRMGも存在します。
免疫系をサポートできるかできないかは、体内の受容体に認識されるかされないかに依存します。
参考
同じβ-グルカン(β-1,3-1,6-グルカン)であっても免疫をサポートできるものとできないものが存在するのは、立体構造(カタチ)が異なるからです。
β-グルカンやβ-1,3-1,6-グルカンという言葉は、分子構造上の分類名です。また、分子構造というのは例えるなら化合物の設計図のようなもので、実際には立体的な構造が全く異なります。
BRMGは、体内の細胞表面にある受容体にはまり認識されますが、他のβ-グルカンはカタチが合わないため受容体に認識されません。
BRMGは病原体に酷似した立体構造をもつため、受容体に認識されるとカラダは病原体が侵入したと誤認し、自然に免疫系を活性化しようとします。
受容体に認識されなければ免疫系が活性化されることもありません。だからBRMGは免疫系をサポートできるが、他のβ-グルカン(β-1,3-1,6-グルカン)は免疫系をサポートできないと言えます。
自分の家の玄関は、自分のカギでしか開かないように、体内の受容体とBRMGはカギと鍵穴の関係です。
受容体にはまらず認識されないからです。
①開かないカギの寄せ集め。
多くのβ-グルカン商品は、 β-1,4-グルカンやβ-1,3-1,6-グルカンなど様々なβ-グルカンの混合物であり、それらは開けるカギではありません。
②カギに余計なものがくっついている。
もし、開けるカギが紛れていたとしても、精製レベルが低いものは、余計なもの(多糖やたんぱく質等)がくっついているためカギの形が変わっていて開きません。
逆にBRMGは、受容体に認識されるカギであり不純物なども付いておらず高度に精製された単体のβ-グルカンです。
BRMGが含まれている食品や植物は身の回りに数多く存在しています。スーパーで売られているシイタケは、医薬品であるレンチナンの原料ですし、シゾフィランの原料であるスエヒロタケは林の中の木に自生しています。
参考
これは、金鉱石が身近にごろごろと転がっているような状況です。しかし、金鉱石から金を取り出して初めて価値を見出すことができるように、免疫サポート機能を期待するには、この身の回りのBRMGを単体で取り出す必要があります。
「世界でも有数のキノコ消費大国である日本における成人の死亡原因の1位が癌なのはなぜか?」それは、β-グルカン(β-1,3-1,6-グルカン)の含まれたキノコを食べていても、それは免疫をサポートできるBRMGの形態ではないからとも言えます。