BRMGの具体例（レンチナン／シゾフィラン／ソフィβ-グルカン）

BRMGとは。

BRMGとは、免疫をサポートできることがヒトで立証されたグルカンの総称。

レンチナン。

レンチナンは、担子菌類のシイタケから抽出・精製されたβ-1,3-1,6-グルカンで、各種の消化器癌、特に胃癌に対する抗悪性腫瘍剤（医薬品）として静脈注射にて用いられています。

レンチナンは、現在は医薬品としての販売を終了しています。過去に健康食品としても商品が販売されていましたが、現在は販売されていません。

参考

シゾフィラン。

シゾフィランは担子菌類のスエヒロタケを、グルコース液体培地で培養した際に菌体外に産生されるβ-1,3-1,6-グルカンで、抗悪性腫瘍剤（医薬品）として静脈注射にて用いられています。

シゾフィランは、医薬品としても現在は販売中止され、健康食品としても販売されていません。

参考

ソフィβ-グルカン。

ソフィβ-グルカンは、黒酵母由来のβ-グルカンで、微生物（アウレオバシジウム プルランスの特殊な菌株）の培養により菌体外に産生されるβ-1,3-1,6-グルカンです。静脈注射をせずに、手間のかからない経口投与にて機能性を発揮できます。

ソフィβ-グルカンは、レンチナンやシゾフィランと同様に医薬品にするためのヒト試験に合格したものです。ただし、安全性が厚生労働省で確認されていたことから、医薬品にしない選択肢を与えられたもので健康食品に分類される特殊な成分です。

ソフィβ-グルカンは、健康食品として市販されています。

BRMGの特徴まとめ

補足：クレスチン。

クレスチン（PSK）は、カワラタケから抽出されるβ-グルカンで、経口投与にて使用される医薬品です。

レンチナンやシゾフィラン、ソフィβ-グルカンとは異なり、単体の化合物ではなく粗精製物です。様々な成分の混合物であるため、生理活性成分の構造は特定されてはいません。

また、現在は需要の減少により製造販売を終了しています。

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