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第二章| ソフィβ-グルカンのすべて

1. ソフィβ-グルカンとは

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ソフィβ-グルカンとは、黒酵母培養液(アウレオバシジウム)のパイオニア。


はじめに。

黒酵母(アウレオバシジウム)の商品は世の中にたくさんありますが、黒酵母を使って、日本で初めて作られたβ-1,3-1,6-グルカンがソフィβ-グルカンです。


参考


1977年から続く研究。

ソフィβ-グルカンを産生する微生物が1977年に単離されます。その後の研究で、アウレオバシジウム属プルランス種の微生物であることがわかり、メラニン色素を生成することと、酵母細胞に似た楕円形の形態をとることから「黒酵母」と呼ばれるようになります。

黒酵母(アウレオバシジウム プルランス)とソフィβ-グルカンの研究のスタートは1977年
黒酵母(アウレオバシジウム プルランス)とソフィβ-グルカンの研究のスタートは1977年

当時のソフィβ-グルカンは、プロトタイプであり、現在の商品とは分子構造も機能性レベルも異なります。


派生する黒酵母。

黒酵母(アウレオバシジウム プルランス)を使って他のメーカーも独自にβ-グルカンを作るようになります。

同じ黒酵母で作っているから、ソフィβ-グルカンも他の黒酵母商品も同じように思われることも少なくありません。しかし、実際には全く別物であると言えます。


他の黒酵母と何が違うのか。

同じ黒酵母と呼ばれてはいますが、黒酵母という言葉は菌の分類名であり、その中にたくさんの黒酵母(菌株)が存在します。

黒酵母(アウレオバシジウム プルランス)はたくさんある。
黒酵母(アウレオバシジウム プルランス)はたくさんある

菌株が違えば、産生されるβ-1,3-1,6-グルカンの分子構造や立体構造、機能性レベルも違います。黒酵母を使えば、同じ成分が作れるわけではありません。

黒酵母(アウレオバシジウム プルランス)の菌株により産生されるβ-1,3-1,6-グルカンは異なる。
黒酵母(アウレオバシジウム プルランス)の菌株により産生されるβ-1,3-1,6-グルカンは異なる。

ソフィβ-グルカンは、黒酵母の産生するβ-1,3-16-グルカンにおいて、厚生労働省で安全性も確認され、公的医療機関においてヒトで医薬品レベルの機能性が立証された唯一のBRMGです。