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Column 0068 | 2019.09.25

癌(がん)になった時に大切な3つのこと。

癌細胞
癌細胞

癌になった時に大切なことは、運動や食事など様々なことが言われていますが、筆者が最も大切だと思うことは以下の3つです。


1.「必ず治る」と思うこと。


「あきらめない」という言葉は、飽きるほど聞くような言葉ですが、癌を治す上では、やはり重要なことです。

ストレスで免疫は大きく低下します。癌になった時の不安や精神的ストレスにより、どうしても前向きに考えられなくなるのは当然のことです。

ストレス→免疫低下→癌の急速な進行
ストレス→免疫低下→癌の急速な進行

しかし、心の影響は細胞レベルで免疫力を低下させるため、癌を抑え込む力は低下し、癌の進行を急激に速めてしまいます。

癌のステージがどんな状況であっても、「必ず治る」と思うことは非常に重要なことです。

また、癌に対するマイナスなイメージを膨らませるよりも、「ちょっと大きな風邪を引いてしまったけど、すぐ治る」ぐらいの感覚(重く受け止めないこと)が大切です。


2.できるだけカラダをいじらない。


癌が発覚すると、「すぐに手術や抗がん剤をしましょう」という流れになることが現代医療の主流です。

当然、緊急の場合はすぐに治療をすることは必要なことです、例えば、癌細胞が気道をふさいでしまって片側の肺が機能しなくなっているとか、大腸の癌のせいで便が流れなくなっているとか、乳がんで乳の表面にできた癌細胞がグチュグチュになっているなど。

つまり、生活に支障が出るような場合は、止むを得ずつらい治療を受け入れなければなりません。

抗がん剤と手術
抗がん剤と手術

しかし、生活に支障が無く、どこも痛くもないのに「ガンは怖いから…、進行が早いから…」という理由だけで治療を始めてもいいのでしょうか。その前にしなければならないことがあるのではないでしょうか。

また、癌の進行が早いのは、癌のせいではなく、患者の精神的ストレスによる免疫低下が原因ではないでしょうか。進行が早いと言われれば、不安になり、余計にストレスにもなります。

何も知らされなければ癌を抑え込めていたのに、癌と発覚し様々なストレス(つらい治療も含む)を受けることで進行を速めているのかもしれません。


3.深追いしない。


癌を治すために手術や抗がん剤などの治療をして、一時的に治ったように思えても、癌が再発することは少なくありません。

再発した場合に、「次の治療をすれば治る」と信じ、患者は手術や抗がん剤を何度も繰り返す場合があります。しかし、カラダに負担のかかる治療はどこかで止めないと、カラダそのものを壊してしまいます。

あくまでも現代医療とは、カラダが病気を治すのをサポートするためのものです。薬や手術が癌を治すのではなく、癌の進行を一時的・長期的に止めるために行うものです。

現代医療は、病気を止めるサポート
現代医療は、病気を止めるサポート

治療による精神的・肉体的ストレスにより、心も体もボロボロになり、カラダの病気を治そうとする力そのものを失ってしまう事もあります。その結果、何も手の施しようがなくなれば緩和ケアということにもなります。

癌を治すために、カラダが壊れる前に治療を止めることも戦略的に重要なことです。癌は治療で止め続ければ治るのではなく、癌を抑え込める生命力(免疫力)を患者が取り戻した時に治るものです。


まとめ


癌と宣告されたとしても、まずは落ち着いて冷静になることも大切です。テレビや映画、インターネットの情報により思い描いている悪いイメージを膨らませ、マイナスに考え落ち込むことが一番よくありません。

また、癌を治すためにできることは手術や抗がん剤などのつらい治療だけでもありません。むしろ、運動やストレスの発散などにより今以上に楽しく幸せに生活すること(免疫力を上げること)が最も必要なことであり、それが病気を克服する本質です。

あくまでも現代医療は、病気を克服するためのサポート手段であり、まだよくわかっていないカラダをいじることは最小限に止めることも大切なことではないでしょうか。


Column 0068 | 2019.09.25