そもそも、産生させる菌株が違う。
ここで扱っているBRMGは、微生物(アウレオバシジウム属プルランス種)の菌体外に産生させることで作られます。(スクリーニング・発酵法)
その微生物の菌株のうち、AFO-202株から産生される成分を通常のBRMGと呼び、APNN-163株から産生される成分をBRMG-Aと呼んでいます。
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AFO202株 → BRMG
APNN-163株 → BRMG-A
BRMGとBRMG-Aの違いについて、よくわからない人のために、今現在説明できる範囲で解説します。
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ここで扱っているBRMGは、微生物(アウレオバシジウム属プルランス種)の菌体外に産生させることで作られます。(スクリーニング・発酵法)
その微生物の菌株のうち、AFO-202株から産生される成分を通常のBRMGと呼び、APNN-163株から産生される成分をBRMG-Aと呼んでいます。
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AFO202株 → BRMG
APNN-163株 → BRMG-A
BRMGもBRMG-Aも、基本的には β-1,3-1,6-グルカンに分類されるものです。
しかし、産生させる微生物自体が異なるため、成分の分子構造や立体構造なども当然異なってきます。
つまり、 BRMGとBRMG-Aでは性質そのものが変わってくるということになります。
BRMG-Aの「A」とは、Adhesion:付着・粘着・癒着という意味に由来します。
つまり、BRMGよりもBRMG-Aの方が、「必要とする細胞に接着しやすい」ということを表現しています。
ちなみに、接着率は従来よりも9.5 ~ 10.5倍あると言われています。
BRMGは、病原体によく似た立体構造をもつため、体内の細胞(腸管上皮細胞や免疫細胞など)の表面にある受容体に誤認され免疫系を活性化します。
受容体にBRMGが接触した際に、免疫システムを活性化するためのシグナル伝達が行われます。病原体が侵入したことを他の細胞にも伝えるために「警報」のようなものを出します。
つまり、より長く受容体に接着させる(留まらせる)ことができれば、より多くのシグナル伝達が行われるため、免疫の活性も高くなるのではないのかという理論です。
ここで扱っているBRMGの安全性は、厚生労働省で確認され、大学病院や市民病院などにおいてヒトでの臨床試験も実施しています。高齢者や担癌患者において間違いなく免疫力が上がることまで立証しています。
一方、BRMG-Aの場合は、当然、安全性試験や機能性がより発揮されることを科学的に確認はしていますが、BRMGのレベルまでは実施してはいません。
理論上はBRMG-Aの方が免疫をより活性化してくれるのではないかと推測はできますが、まだ発売されたばかりで販売実績も少なく、単独で結果を出せるのかどうかは判断が難しいところです。
また、接着率が従来の9.5 ~ 10.5倍になるからと言って、効果も単純に同比率で大きくなるというわけではありません。
あくまでも、同条件によるヒト試験での比較までは実施されていないため、人のカラダの中での効果が、確実にBRMG-Aの方が優れているとも劣っているとも言い切ることはできません。
BRMGとBRMG-Aの違いは、体内の細胞の受容体に長く接着できるかどうかにあります。
理論上は、接着率が高いほど免疫をより活性化できると推測できるためBRMG-Aの方が優れているのかもしれません。
しかし、すでに結果を出すことのできる従来のBRMGを捨てて、すべてをBRMG-Aに切り替えるのはリスクが無いわけでもありません。
慎重を期すのであれば、BRMGは飲みつつも、一部をBRMG-Aに切り替えてみるのが良いのではないでしょうか。
Column 0065 | 2019.08.19