薬だけが、発がんリスクが無いわけではない。
発がんリスクと言えば、ダイオキシンやタバコの副流煙、アスベストなどの化学物質が有名です。
国際がん研究機関(IARC)による発がんリスクの一覧にも、上記に上げたような化学物質が含まれています。一方で、その中には薬も含まれています。
例えば、抗がん剤、免疫抑制剤、合成女性ホルモン、抗生物質、経口避妊薬など。
普段、何気なく使用している薬は化学物質であり、本来は発がんリスクのあるものです。そして、高齢になればなるほどリスクは高くなります。
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発がんリスクと言えば、ダイオキシンやタバコの副流煙、アスベストなどの化学物質が有名です。
国際がん研究機関(IARC)による発がんリスクの一覧にも、上記に上げたような化学物質が含まれています。一方で、その中には薬も含まれています。
例えば、抗がん剤、免疫抑制剤、合成女性ホルモン、抗生物質、経口避妊薬など。
国際がん研究機関(こくさいがんけんきゅうきかん、IARC:International Agency for Research on Cancer)は、世界保健機関(WHO)の外部組織。
年齢とともに体は変化し、薬は体に溜まりやすくなります。特に高齢者では、薬を分解したり排泄したりする肝臓や腎臓の機能が低下するため、薬が体に残りやすくなります。
そのため、代謝の良い若い人に比べ、薬の発がんリスクは高くなるとも言えます。
カラダに薬が残りやすくなることで、薬が強く効きすぎたり、副作用が現れやすくなったりします。
高齢者では複数の病気の治療により、多種類の薬を服用することが多くなり、同系統の薬の重複や飲み合わせ(薬物相互作用)による副作用も起こりやすくなります。
薬に発がんリスクがあったとしても問題にならないのは、カラダが薬を分解し排泄してくれているおかげであるとも言えます。
しかし、年齢とともに薬の除去機能は低下するため、高齢者ほど薬による発がんリスクは高くなります。
また、発がんリスクの線引きを、「発がん性がおそらくある」、「発がん性が疑われる」、「発がん性が無いとは言えない」というように緩めていけば、日常的に使用するものの多くが該当してきます。
どうしても薬に頼らざる負えない時はありますが、薬だからいくら使ってもいいというわけではなく、なるべく使用しない方が健康に良いのかもしれません。
Column 0045 | 2019.07.30