医師が望むのは抗がん剤ではない?
普通に考えれば、ガン細胞を縮小させるものや、副作用のない抗がん剤を望んでいると思われますが、現場の医師の望みは違っていることもあります。
ある医師は、薬の営業マンに対して、「その薬に、心のケアをできる作用・効能はあるか」と問いかけます。
つまり、度重なる治療の副作用で心が折れ、塞ぎ込んでいるガン患者の心を元気にするような薬は無いのかということです。
癌に対する薬はたくさん存在しますが。本当に医師が求めている薬はまだ世の中に存在していないのかもしれません。
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普通に考えれば、ガン細胞を縮小させるものや、副作用のない抗がん剤を望んでいると思われますが、現場の医師の望みは違っていることもあります。
ある医師は、薬の営業マンに対して、「その薬に、心のケアをできる作用・効能はあるか」と問いかけます。
つまり、度重なる治療の副作用で心が折れ、塞ぎ込んでいるガン患者の心を元気にするような薬は無いのかということです。
いくら抗がん剤や、手術、放射線などでガンを一時的に縮小させたとしても、最終的には患者自身にガンを抑え込めるだけの免疫力が無ければ、何度でも再発を繰り返します。
そして、患者の免疫力に大きな影響を与えているのが、患者自身の心の状態です。単純に、元気な時は免疫力は高く、元気のない時は免疫力は低下します。
つまり、癌を克服する上で最も重要な免疫力を高く維持するために、心のケアを重要視していると言えます。
言い方を変えれば、免疫力を高めることが病気を治すことであると、医師は認識しているとも言えます。
「もう助からないのではないか」と塞ぎ込んでいる患者の心を、周りが意図的に元気にするのは非常に難しいことです。
そもそも心を元気にするということは、身体を鍛え強くすることです。心とカラダは連動しているため、カラダが元気になれば、心も自然と元気になります。
心とは、周りが元気にすることもありますが、本来は自分自身で元気にするものです。必要なのは、特別なことではなく、運動・食事・睡眠の正しいサイクルとストレスの発散です。
昔から、「病は気から」という言葉がありあますが、これは科学的にも正しいことであると言えます。
気持ちで病気が治るわけがないと思う人もいるかもしれませんが、薬で病気が治るわけでもありません。
様々な治療法は、病気の進行を一時的、長期的に止めるためのものであり、結局はカラダが病を治しています。
心を元気にするということは、心とリンクしているカラダ(免疫力)を強くすることと同じことであり、結果として病気を治すことにつながります。
Column 038 | 2019.07.23