β-グルカンとは、β-型のグルコースでできているグルカン。

C：炭素　/　O：酸素　/　H:水素を意味しています。

グルコース（ブドウ糖）は２種類ある。

グルカンを構成しているグルコース（ブドウ糖）には、立体構造の違いからα型とβ型の２つの形態があります。

両者は、水酸基（OH）の結合方向が異なるというほんのわずかな違いですが、この違いがα-グルカンとβ-グルカンの違いを生んでいます。

β-グルカンというのは、β型のグルコースが鎖状につらなったものの総称です。逆に、α-型のグルコースでできたものは、α-グルカンと呼ばれます。

β型グルコースとα型グルコースは混在することは無く、β-グルカンかα-グルカンのどちらかしか存在しません。

どんなふうにβ型グルコースがつながっていったとしても、それらはすべてβ-グルカンと呼ばれる。

上記に示したものはどれもβ-グルカンですが、分子構造が違うため、もちろん人にもたらす機能性も全く違います。同じβ-グルカンでも別物と言っても過言ではありません。

β-グルカンとは一つの成分のことを指す言葉ではなく、β-型グルコースでできたグルカンの総称を意味しています。