研究者の注目度を測る一つの指標として、毎年世界で発表されている研究論文数を比較するという手があります。
論文数が多いということは、それだけ研究対象として選ばれているということであり、注目されていると考えることができます。
ただし、研究内容(目的)や研究のレベルの差もあり、単純に論文数が多いからといって、必ず他よりも優れた成分であるわけではありません。
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序章|免疫サプリメントについて
4. 免疫サプリメント選びで迷った時に。
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研究者の注目度を測る一つの指標として、毎年世界で発表されている研究論文数を比較するという手があります。
論文数が多いということは、それだけ研究対象として選ばれているということであり、注目されていると考えることができます。
ただし、研究内容(目的)や研究のレベルの差もあり、単純に論文数が多いからといって、必ず他よりも優れた成分であるわけではありません。
また、何を目的として研究されているかによっても優劣は変わってきます。(健康維持が目的なのか医療目的なのか等)
※PubMedにおいてで検索ヒットする論文数を意味しています。PubMed(パブメド)とは、アメリカ国立医学図書館の国立生物工学情報センター(NCBI)が運営する医学・生物学分野の学術文献検索サービスです。
研究者によって、名付けられた論文のタイトルや、論文に使用されるキーワードもバラバラなため、検索するキーワードによってヒットする論文数も変わってきます。
同じ成分のことを意味していても、呼び方がたくさんあったりすることもあります。
また、ビッグキーワード(広く知られていてよく使われる単語や、広範囲の意味をもつもの)だと、当然検索にヒットする数も多くなります。逆に、より専門的な単語だと、検索ヒット数も少なくなります。
そのため、論文数の多さも参考情報の一つですが、①研究されている期間、②研究の発展状況が、大きな参考ポイントと言えます。
研究の初期段階は、成分の良いところに焦点があたったものが多く、その熱が収まってくると、逆に悪い面がないか指摘する研究者も現れてきます。
長く研究されている成分は、必ず安心というわけではありませんが、まだ研究が始まったばかりの成分に比べれば、デメリットが洗い出されていると考えることもできます。
研究期間の短いものというのは、成分への期待感から盲目になり、多くの研究者が問題点に気づいていない場合があります。
何か致命的な問題が発表されたり、将来性が感じられなくなってくると、研究は縮小していきます。逆に、発展している研究というのは、その成分に将来性を感じているとともに、大きな問題点が今のところはないということになります。
また、研究期間が長いのに、他の成分に比べて発展の度合いが低い場合があります。そのような場合は、研究者が、その成分の安全性や将来性に何か問題や疑問を感じていて研究対象に選んでいないと考えることもできます。