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序章|免疫サプリメントについて

1. なぜ、免疫サプリメントは注目されているのか?

04

もし、現代医療で治せない病気を治すことができるとしたら?

聴診器
聴診器

Introduction -導入-

現代人の主な死因である、ガン、心疾患、肺炎。それから、花粉症などのアレルギー疾患。

これらは、誰もが知っているように、現代医療では治すことが非常に難しい病気です。

もし、これらを治す方法があるとすれば、それは一体何なのでしょうか?

治せない病気の共通点は、人間の免疫?

これまでに医療は飛躍的に発展し、その成果を上げている病気と、それでも治せない病気の差が大きく出始めています。

主な死因別にみた死亡率(人口10万対)の年次推移
主な死因別にみた死亡率(人口10万対)の年次推移

主な死因別にみた死亡率(人口10万対)の年次推移
1:悪性新生物 2:心疾患 3:肺炎  4:脳血管疾患 5:結核 出典:厚生労働省 平成23年人口動態統計月報年計より

例えば、脳血管疾患や結核の死亡率は年々減少傾向にあります。逆に治せない病気というのは、ガン、心疾患、肺炎です。

ガン、心疾患、肺炎は、免疫機能の低下により生じる病気。


これらは、日々の免疫機能の働きが弱まることで生じます。

免疫機能の低下により生じる病気。
免疫機能の低下により生じる病気。

免疫低下(異常状態)が、長期的に続いた場合に生じるもの。

日々、病気の原因を除去する免疫力が大きく低下したり、低下した状態が長く続けば、あなたを病気から守れなくなるのは当然です。

その他、アレルギーなどの病気も免疫の異常な状態が原因。


アレルギーなどは、免疫システムのバランス状態の異常だと考えられています。

Th1/Th2バランス
Th1/Th2バランス

人間の免疫系にも様々あり、その中の獲得免疫には、Th1(細胞性免疫)とTh2(液性免疫)があります。両者は互いに影響を及ぼし、本来はバランスをとっていますが、アレルギーの人はTh2が優位となった状態と言われています。


現在、治せない病気の多くは、免疫に関するもの。

ちなみに、難病と言われる病気の約65%も、免疫に関するものです。

難病の免疫に関する病気の割合 2012年の特定疾患医療受給者交付件数より試算
難病の免疫に関する病気の割合 2012年の特定疾患医療受給者交付件数より試算

※2012年の特定疾患医療受給者交付件数より試算


難病というと自分にはあまり関係のないことだと思う方もいるかもしれませんが、そうでもありません。

現在は、約150人に1人が何らかの難病になる時代となっています。

難病になる確率
難病になる確率

※日本の総人口(該当年時)を難病情報センターが公表している特定疾患医療受給者証交付件数で割って算出しています。

治せない病気は、なぜ治せないのか?

治せない病気の原因の多くは、免疫の異常状態にあるはずですが、現代の医療では、その免疫に十分なフォーカスが当たっていません。

病気の問題解決のための、フォーカス(焦点)がズレている。


例えば、ガンになった時に病院で提案されるのは、抗がん剤、放射線、手術など、「体の中のガン細胞をどうするか」に焦点が当たっています。

※緊急の場合には手術などで一気に取り除く必要性はありますが、猶予がある場合は別の提案がされるべきではないでしょうか。

病気の原因
病気の原因

体にできてしまったガンやアレルギー症状というのは、病気の末端の問題であり、本当に解決しなければならない根本的な問題はもっと上流にあります。

病気を治すために、本当に必要なのは、免疫異常の改善サポート。


できれば、患者個人に根本原因である生活習慣を改善してもらったり、ストレスの発散を促すことが理想です。

しかし、生活習慣やストレスというのは、患者自身ではどうすることもできなかったから今の状況になっている場合も多く、繊細かつ簡単に解決できる問題ではありません。

必要なのは免疫異常の改善サポート
病気の原因

もし、病気を治すためのサポートをするのなら、免疫異常の改善です。
免疫の低下や免疫バランスの異常を改善することです。

いじればいじるほど、病気は治りにくくなる?

抗がん剤や放射線でガンを小さくしても、手術で取り除いても、再発することがよくあります。薬でアレルギーを抑えても、薬を止めれば症状が再発します。

根本原因を解決していないから、一時は良くはなるが、また再発してしまう。


さらに問題なのが、治療による身体への影響です。

病気の原因
病気の原因

治しているつもりでも、体の状態はどんどん悪くなる。

薬を使えば使うほど、放射線や手術で身体をいじればいじるほど、どんどん身体は弱っていきます。

カラダが弱ると、さらに再発しやすく、病気が治りにくいカラダになる。


病気を治すのは、薬や様々な治療法ではなく、人間の「治ろうとする機能」です。患者に負担の大きな治療法を繰り返せば、どんどん身体は弱り、どんどん病気が治せなくなります。

免疫力を上げているのに、治らないのはなぜか?

免疫力の重要性が周知されつつある昨今、免疫力を上げる治療が行われる場合もありますが、ほとんど結果が出ていません。

無理やり免疫力を上げようとするから、結果が出ない。


Case.1
免疫力を高める薬を使う。


人の体は免疫を活性化する成分を作り出していることが分かりました。
そこで、その成分を人工的に作り、人の体に投与することを考えました。

薬で免疫力を上げる
薬で免疫力を上げる

しかし、治療効果を得るためにはたくさん投与しなければならず、その副作用の影響は患者の生命に危険を及ぼすほど激しいものでした。

人の免疫は2つの免疫であるTh1(細胞性免疫)とTh2(液性免疫)のバランスによって成り立っています。またそのバランスを調節するためにサイトカイン(インターフェロンやインターロイキン)というタンパク質を作ります。ガンやアレルギーの病気の原因がこの免疫のバランスの崩れであるという考え方から、人工的なサイトカインの投与による治療が提唱されました。



Case.2
血液を取り出し、免疫細胞を活性化させて身体に戻す。


お薬でのやり方が難しかったため、今度はあなたの血液の中の免疫の強さをお薬で引き出してから元の体に戻すという方法が考えられました。

薬で免疫力を上げる
薬で免疫力を上げる

しかし、一時的に効果が見られたとしても、それはあなたが自然に手に入れた力ではないため、治療を止めてしまうと元に戻ってしまいます。
また、この方法は大量の血液を必要とします。

人の免疫細胞はあなたの体の中の異常細胞を攻撃・除去する働きをもっています。そこであなたの血液から取り出した免疫細胞の働きを薬剤を用いて強くし、薬剤を取り除いたのち再びあなたの体にもどすことで、がん細胞を縮小できるのではないかという方法が提唱されました。

いかに自然なカタチで、免疫力を調整するかが重要。

過去の事例から、薬や特殊な方法を使って、人間のカラダに踏み込んでも、結果が出ないことが証明されています。

良くわからない人間の免疫システムを、人間の手でいじるべきではない。


免疫学は近年、飛躍的に発展し、多くのことがわかってきています。しかし、これまでに分かったことは、一体全体の何%なのでしょうか。

免疫の中でわかっていること
免疫の中でわかっていること

もしかすると、今わかっていることは、人間の免疫システムの氷山の一角であるかもしれません。

すべてを理解したつもりで、良くわからない人間のカラダをいじれば、結果が出ず、副作用などの問題が起きて当然です。

パソコンの良くわからない人が、パソコンを直そうとすれば、どうなるでしょうか。パソコンを直せないか、逆に壊してしまいます。

強制的ではなく、カラダに自発的に免疫力を調整させる。


カラダをいじることなく、あくまで自然なカタチで、カラダ自身に免疫力を調整させる必要があります。

カラダに強制的か、カラダが自発的か
カラダに強制的か、カラダが自発的か

そうすれば問題が起こることも無く、カラダ自身が病気を治すために最善の状況を体の中に作り出してくれます。

具体的には、どうやって、自然に免疫力を調整させるのか?

カラダが自分で免疫力を自然に上げるような状況を作り出してあげればよいという事になります。

人間が自然界に生きていて、おかしくない形で免疫力を上げてやる。


まるで、その行為をすることが、日常において、ごく当たり前であるかのような行為である必要があります。

基本は、生活習慣(運動・食事・睡眠の正しいサイクル)の改善とストレスの発散です。

運動・食事・睡眠の正しいサイクルとストレスの発散
運動・食事・睡眠の正しいサイクルとストレスの発散

1.運動する
運動をし、体温を上げることで免疫力は上がります。また、筋肉量が増えれることで、基礎体温は上がり、免疫力が上がります。

2.ストレスの発散
免疫力を低下させる最大の要因は、悩みなどの精神的ストレスです。免疫力の低下を防ぐことで免疫力の向上を図ります

生活習慣の改善が基本ですが、やはり、免疫を自然に上げれるものが必要。

先にも述べたように、生活習慣を変えることは簡単なことではなく、時間もかかります。また、病状によっては、時間の猶予が無い場合もあり、応急的に免疫力をサポートできるものが必要です。

世界中が探している、免疫賦活成分とは?

まるで運動するような日常の自然な行為で、カラダが自分から免疫力を上げてくれるものを探しています。

安全かつ、カラダに自然に免疫力を上げさせる成分を探しています。

下矢印

人間のカラダが自然に免疫力を上げるのは、運動などをした時だけではありません。

病原体がカラダに入った時も、人間の体は自然に免疫力を上げる。

例えば、風邪のウィルス(病原体)が体に入ると、カラダは自然に免疫力を上げて、問題を解決しようとします。

病原体がカラダに入ると免疫力が上がる
病原体がカラダに入ると免疫力が上がる

カラダに病原体が入るということも、それにより免疫力が上がることも、すべてが日常的に自然な行為です。

下矢印

では、

もし、体にとって安全なもので、病原体に立体構造の似た成分があったら?


より正確には、病原体として身体に認識される立体構造をもつ成分があったら?

病原体に似た成分
病原体に似た成分
下矢印

自然なカタチで、免疫力を上げることができる。

病原体がカラダに入った時と同じように、カラダが免疫力を自然に上げてくれます。

病原体に似た成分
病原体に似た成分

このような成分のことを、PAMPs(病原体関連分子パターン)と呼びます。

まとめ

現代医療において治せない病気を治すためには、患者自身の免疫力を自然なカタチで上げてあげることが必要です。

現在の医療で治せない病気を治すのは、人間の「治ろうとする機能」。


「医学の父」と呼ばれる古代ギリシャの医師ヒポクラテスは、「医師が病を治すのではなく、身体が病を治す」と表現しました。

身体にはもともと 「治ろうとする機能」 があり、医師の役割というのは、その機能を補助することにすぎず、治療や医療行為というのは治る機能を補助するものでなければならない、と提唱しています。

もう一度、原点に戻ることで、未来の医療はより良いものになるのではないでしょうか。