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序章|免疫サプリメントについて
1. なぜ、免疫サプリメントは注目されているのか?
01
Introduction -導入-
免疫力とは、風邪を引かないために必要な力と認識している人が多いのではないでしょうか。しかし、免疫の働きはそれだけではありません。
除去しているのは、風邪などのウィルスだけでなく、日々生まれるがん細胞や、血管内の異物など、本来人間のカラダにあってはならないものを除去しています。
常にカラダをキレイな状態に保つことによって、健康を保ち、将来大きな病気にならないようにしてくれています。
人間の免疫力は、生まれてから徐々に成長し、20代にピークを迎えます。その後、加齢とともに低下し、50代では20代の半分にまで低下すると言われています。
免疫力の低い子供や高齢者は、風邪を引きやすいと推測されますが、その事実を如実に支持するデータがあります。それが、インフルエンザの入院患者数です。
出典:厚生労働省 報道関係者向け インフルエンザ発生状況 平成26年分 「基幹定点医療機関(約500カ所)からのインフルエンザによる入院患者の届出数」
低年齢になるにつれ、また高齢になるにつれ、インフルエンザの入院患者数は増加しています。ちょうど免疫力の年齢による推移グラフと真逆の関係性をもっています。
いかに免疫力が、私たちをインフルエンザなどの病原体から守ってくれているかを感じ取ることができるのではないでしょうか。
免疫力を簡単に説明するために、たとえ話をします。
ここに、新鮮な骨付きのお肉があるとします。もし、このお肉をラップなどをせずに、そのまま外に放置し続けるとどうなるでしょうか?
当然、腐って、くさい臭いのするお肉になってしまいます。自然界に存在する微生物や細菌によって分解されていきますが、
なぜ同じ肉の塊である人間のカラダは腐らないのでしょうか?
体の中の微生物や細菌などを、除去できているから人は腐らない。
これが、免疫力の正体とも言えます。
しかし、人間が死んで免疫が働かなくなれば、すぐに先のお肉の様になります。
免疫は、ウィルスや細菌といった病原体をカラダから除去するだけではなく、日々体の中で生まれるガン細胞も除去してくれています。
体の中のガン細胞を、キレイに掃除するもの免疫の仕事。
人間の細胞の複製ミスは、1億分の1の確率で起こり、1日に生まれ変わる人間の細胞数の1億分の1が、ガン化すると言われています。ストレスなどにより発生する活性酸素によっても、正常な細胞が傷つきガン化すると言われています。
人間の細胞数は60兆個であるとか、100兆個、37兆個など、いくつもの新説が登場していますが、おおよそ1日に数千個のガン細胞が生まれていることに変わりはありません。
国民の2人に1人、3人に2人と、どんどんガンになる人が増えている中、免疫力がガン細胞を除去しているという事実を知っている人も多いのではないでしょうか。
免疫力が低下するほど、ガンによる死亡率は高くなる傾向があります。特に40代あたりから死亡率は高くなっていきます。
免疫力が低い人ほど、発がんリスクも高くなります。
免疫力(NK活性)の低い人は、免疫力の高い人よりも、発がんリスクが高い傾向があります。
〇Imai 他、2000より一部改埼玉県立がんセンターより報告されているデータです。
免疫細胞は、ウィルスや細菌などの病原体や、ガン細胞だけでなく、血管内の異物も除去しています。血管が詰まって大きな病気にならないように、免疫力は重要な役割を果たしています。
本来、自分のカラダではない異物が、様々な病気を引き起こす。
細菌やウィルスなどの病原体も、ガン細胞も、血管内の異物も、自分のカラダではないすべての異物が病気の原因へと変わります。
だからこそ、小さな病気の原因が蓄積して大きな病気へと成長しないように、日々、体中をキレイにしてくれているのが免疫です。
現代人の死因の第一位は、ガン(悪性新生物)、続いて、2. 心疾患、3. 脳血管疾患、4. 肺炎となっています。
どの病気も、カラダの様々な異物を取り除こうとする免疫に深くかかわる疾患とも言えます。
厚生労働省 人口動態統計年報 主要統計表 第8表 死因順位1)(第5位まで)別にみた年齢階級・性別死亡数・死亡率(人口10万対)・構成割合
現代人の主要な死因は、人間がなるべくしてなる病気?
免疫は、病気の原因を取り除くための非常に良くできたカラダの機能ですが、年齢やストレスにより免疫力が低下すれば、病気からあなたを守れなくなります。
現代人の主要死因が、ガン、心疾患、脳血管疾患、肺炎であることは、人間のカラダの病気を防ぐ免疫システムから考えれば、ごく自然な結果であるのかもしれません。
本来の人間のカラダはとてもキレイなものです。しかし、日常生活をする中で、様々な要因によって私たちのカラダは汚れていくのではないでしょうか。
身体の中の様々な異物(汚れ)
カラダの汚れれば汚れるほど、人間のカラダは健康を維持できない。
運動などにより出る汗は、体温調節としてだけでなく、体内の毒を体外に出す働きがあります。
体内の悪いものを除去する免疫も、カラダのもつ解毒作用の一つとも言えます。私たちのカラダは、身体にとって悪いものを日々、出そうとし、無くそうとしています。
免疫力というのは、自身のカラダとは異なるものを除去し、本来のキレイなカラダを保ち続けることで、私たちが病気にならないように守ってくれている力なのではないでしょうか。
免疫力を上げるためには、免疫力を上げる食べ物を食べたり、変わった健康法などをする必要があると感じるかもしれませんが、なにも特別なことをする必要はありません。
免疫力が低下しているのは、本来の動物としての日常の生活サイクル(運動・食事・睡眠)が乱れているか、悩み(将来への不安・現状への不満・過去への後悔)や人間関係などのストレスが大きな原因です。
免疫力を上げるためには、運動・食事・睡眠の正しい生活サイクルとストレスの発散が基本であり、非常に大きな効果を発揮します。
自然界の動物は、現代人のような乱れた生活習慣やストレスを溜めたりはしません。私たちも動物であり、できるだけ自然界で生きている状態に近づけることが必要です。
しかし、現代に生きる私たちにとって、ごく当たり前のことをすること自体が、非常に難しいことです。運動をしたくても日々の仕事が忙しくてできなかったり、睡眠も十分にとれないこともあります。
ストレスほど発散することが難しく、人間を病気にさせるものはない。
特に重要なのがストレスの発散です。現代人の抱えるストレス(悩み)は、発散しようと心がけていたとしても、本人の力ではどうすることもできない状況であることも多く、どうしても溜まりやすい傾向があります。また、ストレス過多が長期化しているのも現代人の特徴です。
私たちは、健康を維持すること(免疫力を高く維持すること)が、あまりにも難しい時代に生きています。だからこそ、免疫サプリメントの必要性が、近年注目されているとも言えます。
ウィルスや細菌などの病原体から身を守るだけでなく、将来、大きな病気にならないためにも免疫力を高く維持することは、非常に重要なことです。
現代に生きる私たちは、止むを得ず不規則な生活習慣になったり、日々ストレスを受けたり、日常的に化学物質を身体に入れていたりと、どんどん自然界での生活から離れていっています。
自然な状態からずれればずれるほど動物は健康を崩します。できるだけ本来の自然な状態を保てるように意識することが大切なことなのかもしれません。
年齢を重ねても免疫力を高く維持して、ぴんぴんコロリ。
現代は、ガンや心疾患、脳血管疾患、肺炎などが主な死因ですが、そんな中、老衰する人は、わずか3.4%です。できるだけ病気で苦しまずに寿命を全うするためにも、免疫力の大切さを再認識する必要があるのではないでしょうか。
免疫力を高く維持するために最も必要なことは、ストレスの発散です。また、最も難しいのがストレスの発散でもあります。できるだけストレスを溜めずに、気分の良い一日を積み重ねていけるようにすることが大切です。
自分の力で免疫力を高く維持していくことが基本ですが、あなたが自分以外のサポートが必要だと感じる時には、免疫サプリメントをうまく利用することも免疫力維持の方法の一つです。