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睡眠
健康のためのヒント Hint 003
人間のカラダは、ストレスが無い状態で眠ると、しっかりと疲れが取れるようにできています。逆にストレスがあると、眠ってはいても、カラダは起きている時と同じ状態であるとも言えます。
日中、起きて活動している時に働くのが交感神経、逆に寝ている時に働くのが副交感神経です。本来は、目をつむり眠ろうとすると、呼吸も穏やかにリラックス状態となり、自然に交感神経から副交感神経優位な状態に切り替わり眠ることができます。
一方、ストレスがあるとリラックスできずに神経の切り替えがうまくいきません。そのため、なかなか眠れなかったり、起きている時と同じような状態のため疲れが取れないとも言えます。
自然界において、安全性が確保されなければ、すぐに危険を回避できるようにカラダは眠らず緊張状態(交感神経優位)を保とうとします。
現代人において身の危険とは、慢性ストレス(人間関係や金銭的問題、将来の不安など)とも言えます。人間関係が上手くいかないことや、金銭的に衣食住を確保できなくなる状態というのは、現代社会では実質的な死(身の危険)を意味する場合もあります。
現代人がストレスを受けている場合に、なかなか眠ることができないのは、人間に備わった危機回避メカニズムの働きによるものなのかもしれません。
自然界において、夜行性の動物もいますが、多数の哺乳類、昆虫類、鳥類を含む多くの動物が昼行性であり、夜は休む(寝て)います。つまり、多くの動物にとって夜は、昼間よりも危険が少なく本来はリラックスできるものです。
一方、思考できる人間の場合は、昼夜関係なくストレスがかかり続けることによって常に緊張状態にあり、眠れない人もいるのかもしれません。
対策としては、お風呂やストレッチなどにより寝る前にリラックス状態を作ることになります。しかし、症状が重度の場合は、本質的な原因であるストレスの発散が上手くできないと問題の解決は難しいとも言えます。