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人間は病気を治す力
をもっている。


自然界には薬も病院もない。

もし、自然界で生きていたとしたら、そこには当然、薬も無ければ、病院もありません。そのような状況でも生きていけるように人間はカラダを進化させてきました。


本来、人間は病気を自分で治せるように進化した生き物。


カラダのもつ完璧なシステム。

人類(霊長類)が誕生して約1億7000万年とも言われていますが、その長い年月を絶滅することなく生き延びてこれたのは、病気から守り、病気を治すために必要なカラダのシステムを進化させ続けてきたことも一つの要因です。このようなシステムは、免疫とも呼ばれます。

免疫細胞
免疫細胞

様々な免疫細胞
人間のカラダを病気から守り、病気を治そうとするシステムの一つが免疫です。


人間のカラダのシステムとは、異物を除去する能力。


異物とは。

例えば、ウィルスや細菌(病原体)、がん細胞(異常細胞)、血管内の詰まりの原因となるものなどです。人間のカラダとは異なるもの、それが異物です。

病原体、ガン細胞、血管内異物
病原体、ガン細胞、血管内異物

自己の細胞とは異なるものはすべて異物として認識されますが、食事などの栄養素や腸内の共生細菌などはカラダに必要なモノであるため異物とは認識されません。これを自己寛容と言います。


なぜ異物を除去するのか。

ウィルスや細菌、がん細胞(異常細胞)、血管内の詰まりなどの異物が体内で増えることで、多くの病気(例えば、肺炎、ガン、心臓病など)は生じます。異物が病気の根本的な原因となるため、カラダはそれらを除去しようとします。


健康維持も病気を治すことも同じこと。

常にカラダをキレイに保つことで病気にならないように守り、病気になった時も、異物の増えすぎたカラダをキレイにすることが病気を治すことにつながります。カラダのシステムがしていることは、常に異物を除去することです。


病気の種類も場所も関係ない。副作用も再発も無い。


薬は特定の病気にしか使えない。

例えば、Aの薬は、Aの病気にしか使えません。しかし、カラダは、その人をどんな病気であっても健康な状態に戻そうとします。

薬と病気と免疫
薬と病気と免疫

※先天的な病気など特別な場合は除きます。


どんな薬にも副作用がある。

カラダの秩序を変えてしまうため、その効果と引き換えに何らかの副作用を伴います。市販薬の風邪薬でさえ副作用はあります。

厚生労働省の調べでは、平成19年から平成23年度の5年間に報告された市販薬の副作用報告数は合計1220例で、毎年250症例前後報告されています。


薬で治せば病気は再発する。

病気を自分で抑え込める力がなければ、いくら薬で治しても、何度でも病気が再発するのは当然のことです。


人間のカラダにとって一番の薬は、人間のカラダそのもの。


カラダは世界最高のテクノロジー。

人間の作り出した薬を超える世界最高のテクノロジーが人間のカラダには詰まっています。薬が急速に世界に広まったのは戦後であり、まだ100年も経っていませんが、人間のカラダのテクノロジーは1億7000万年もかけて、自然淘汰によってつくりあげられたものです。

人間
人間

本来、人間は病気にならない生き物。

世の中には病気で苦しむ人もいれば、死ぬまで大きな病気をせずに寿命を全うする人もいます。現代は病気になる人の方が多いため、病気にならないことが特別なことのように思えます。

しかし、人間のカラダのシステムがしっかりと機能していれば、本来は病気にならないのが、人間の本当の姿なのではないでしょうか。

※先天的な病気など特別な場合は除きます。