悟りは、人の思考の数だけ存在するため、解決策も人それぞれであると言えます。
しかし、世の中は、最も優れた唯一の解決策を求めようとしてはいないでしょうか。
世間には、ストレスの解決法があふれていますが、それは誰かが到達した解決策(悟り)の一つに過ぎません。
誰かが考えた無数の解決策の中から、最も優れたものを探し出し、それで自身の問題が解決しなければ、また別の人の解決策を探す、ということを、私たちは繰り返し続けてはいないでしょうか。
もっといい方法がある、と考えてはいないでしょうか。
自分が考えたものではなく、自分よりも頭の良い人が考えたものが最善の解決策と思ってはいないでしょうか。
もしそうであるならば、釈迦は、解決策(悟り)に達するメソッド(方法)ではなく、解決策そのものを人々に伝えるはずではないでしょうか。
また、達磨も、釈迦のメソッドにフォーカスするのではなく、具体的な解決策を人々に伝えていくはずです。
結局は、自分自身で納得のできる答え(悟り)を導き出さなければ、意味が無いということなのかもしれません。
そうは言っても、自分で素晴らしい解決法を見つけることができるわけがない、と思う人もいるかもしれません。
しかし、自分を苦しみから解放してくれる解決策というのは、他人の頭の中にあるわけではなく、自分の答えというのは自身の頭で生み出さなければならないものなのではないでしょうか。
何度も何度も、「なぜ、苦しみから逃れられないのだろうか」と問い続けることで、釈迦がたどり着いた答え(悟り)は、一体どこにあったのでしょうか。
その答えは、釈迦自身の心の中にあったと言えます。
つまり、自身の求める答えというのは、自分自身の中にあるということです。
人によっては、自分の中にそんな答えは無い、と思う人もいるかもしれません。
確かに、すでに完成された完璧な何かがあるというわけではありません。
本当は、何もあるわけではないのかもしれません。
誰しもが、初めは何も答えを持っているわけではないのではないでしょうか。
悟り(答え)は、何もないところから自分で考えて導き出すものであり、それは自分の思考の中に生み出されるものであるため、逆説的に考えれば、答えは頭の中(自分の心の中)にあるということを意味しているのかもしれません。
解決策(悟り)は、すぐには見つからないかもしれません。
それでも、自分の心の中に探し続けることによって、いつかは見つけることができる、ということを釈迦は伝えたかったのかもしれません。
誰もが、その解決策(悟り)とは一体何なのか、ということをすぐに知りたいものです。
ですが、それは、個人個人の心の中で生み出されるものであるため、他人が教えることができないものなのではないでしょうか。
答え(悟り)を教えることはできませんが、その答えを導く方法だけは教えることができるということなのかもしれません。
だからこそ、この「悟りに達する」という感覚を伝えることは、非常に難しいと言われています。
未来医療 人のもつ力が未来の医療を変える。
The Medical Future - Self-Care Medicine - / Copyright © John S. Doe All Rights Reserved.
目次( p. 1 - 158 )
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まえがき
p. 1 -
医師が病を治すのではなく、カラダが病を治す。
p. 4 - 5 -
なぜ、薬が病気を治すと信じる世界になったのか?
p. 6 - 8 -
今、本来の概念に戻す時が来ている。
p. 9 - 11 -
病気を治せる薬は存在しない。
p. 13 - 15 -
薬を飲み続けても病気は治らない。
p. 16 - 17 -
病気が治るのを薬が邪魔することもある。
p. 18 - 20 -
薬は様々なリスクを伴う。
p. 21 - 23 -
現代医療の本質とは何か?
p. 25 - 27 -
現代医療の真意は、病気を止めること。
p. 28 - 29 -
現代医療とは、あくまでも病気を治すサポート。
p. 30 - 31 -
カラダをいじればいじるほど問題が起きる。
p. 33 - 35 -
あと、どれだけの薬を作り続けなければならないのか?
p. 36 - 38 -
医療が発展しないジレンマ。
p. 39 - 41 -
病気とは、異物。
p. 44 - 47 -
病気とは、体内システムの異常。
p. 48 - 50 -
病気とは、体の許容オーバー。
p. 51 - 52 -
なぜ、人は病気になるのか?
p. 53 - 54 -
問題の本質を解決するということ。
p. 56 - 57 -
自然界の状態に戻すということ。
p. 58 - 60 -
当たり前のことをするということ。
p. 61 - 63 -
世界最高のテクノロジーとは何か?
p. 65 - 67 -
人のもつ力が未来の医療を変える。
p. 68 - 70 -
未来のテクノロジーとは、概念そのもの。
p. 71 - 74 -
はじめに
p. 77 -
データを根拠にしない理由
p. 78 - 80 -
運動 ― 動物は、動くもの。
p. 81 - 84 -
食事 ― 命そのものを食べる。
p. 85 - 93 -
睡眠 ― 危険が無いから眠れる。
p. 94 - 100 -
自然環境 ― 過酷な環境が生命を強くする。
p. 101 - 103 -
病気になる最大の理由
p. 105 - 107 -
ストレスとは何か?
p. 108 - 112 -
ストレスと、どう向き合うべきか?
p. 113 - 132 -
はじめに【重要】
p. 135 -
第一節 いかにして戦わずに勝つか。
p. 136 -
第二節 勝つ意思のある者が勝つ。
p. 137 - 138 -
第三節 強い相手だと思ったら、戦わない。
p. 139 - 140 -
第四節 守りを固めて待つ。
p. 141 - 142 -
第五節 病気になった理由を考える。
p. 143 - 145 -
第六節 肩の力を抜いて、気楽に。
p. 146 -
第七節 治療をする場合は、一瞬で。
p. 147 -
第八節 ほんの少しの治療で止める。
p. 148 -
第九節 病気に止めを刺さない。
p. 149 -
第十節 病気と仲間になる。
p. 150 -
第十一節 治療をするか迷ったら。
p. 151 - 154 -
自分の病気を治すための最善の方法
p. 156 -
さいごに
p. 157 - 158
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