世の中には様々なタイプの薬が存在しますが、作用メカニズムの基本概念はどれも同じと言えます。
簡単に表現するのであれば、諸症状や病気が進行する反応経路の一部を「阻害」することで効果を発揮しています。
これを、おとぎ話を使って、わかりやすく説明してみます。
世界の多くの地域には、特有の民話や昔話が残されています。
例えば、シンデレラ、白雪姫、桃太郎…など。
では、この決まっているストーリーの中で、どこかを邪魔(阻害)したらどうなるでしょうか。
物語の重要な部分が少し変われば、主人公がたどり着く結末というのは変わってしまいます。
もし、シンデレラが舞踏会でガラスの靴を落とさなかったら…。
もし、白雪姫が喉に詰まらせたリンゴのかけらを吐き出さなかったら…。
もし、おばあさんが川で桃太郎を見つけなかったら…。
私たちが知っているお話の結末は、無かったことになります。
例えば、Eという病気の症状があるとします。
そして、その症状Eは、体の中でA→B→C→D→Eという複雑な経路を経て起きているとします。
もし、最終的に起こるEという症状を起こさせたくないのであれば、Eに至るまでの過程のどこかを邪魔すればいいということになります。
薬の力で、A→Bを邪魔しても、B→Cを邪魔しても、C→Dを邪魔しても、D→Eを邪魔しても、どこを邪魔したとしても結局はEにたどり着けず、Eという症状は起こりません。
病気の進行を一時的に止める場合も、これと同じ原理です。
病気が進行するためには、いくつかの主要な反応経路を必ず経ることになります。
重要なチェックポイントとなる、どこかの経路を邪魔し、その反応が起こらないようにしてあげることで病気の進行や症状が起こることを一時的に止めています。
では、なぜ、薬で病気を一時的に止めようとするのでしょうか。
未来医療 人のもつ力が未来の医療を変える。
The Medical Future - Self-Care Medicine - / Copyright © John S. Doe All Rights Reserved.
目次( p. 1 - 158 )
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まえがき
p. 1 -
医師が病を治すのではなく、カラダが病を治す。
p. 4 - 5 -
なぜ、薬が病気を治すと信じる世界になったのか?
p. 6 - 8 -
今、本来の概念に戻す時が来ている。
p. 9 - 11 -
病気を治せる薬は存在しない。
p. 13 - 15 -
薬を飲み続けても病気は治らない。
p. 16 - 17 -
病気が治るのを薬が邪魔することもある。
p. 18 - 20 -
薬は様々なリスクを伴う。
p. 21 - 23 -
現代医療の本質とは何か?
p. 25 - 27 -
現代医療の真意は、病気を止めること。
p. 28 - 29 -
現代医療とは、あくまでも病気を治すサポート。
p. 30 - 31 -
カラダをいじればいじるほど問題が起きる。
p. 33 - 35 -
あと、どれだけの薬を作り続けなければならないのか?
p. 36 - 38 -
医療が発展しないジレンマ。
p. 39 - 41 -
病気とは、異物。
p. 44 - 47 -
病気とは、体内システムの異常。
p. 48 - 50 -
病気とは、体の許容オーバー。
p. 51 - 52 -
なぜ、人は病気になるのか?
p. 53 - 54 -
問題の本質を解決するということ。
p. 56 - 57 -
自然界の状態に戻すということ。
p. 58 - 60 -
当たり前のことをするということ。
p. 61 - 63 -
世界最高のテクノロジーとは何か?
p. 65 - 67 -
人のもつ力が未来の医療を変える。
p. 68 - 70 -
未来のテクノロジーとは、概念そのもの。
p. 71 - 74 -
はじめに
p. 77 -
データを根拠にしない理由
p. 78 - 80 -
運動 ― 動物は、動くもの。
p. 81 - 84 -
食事 ― 命そのものを食べる。
p. 85 - 93 -
睡眠 ― 危険が無いから眠れる。
p. 94 - 100 -
自然環境 ― 過酷な環境が生命を強くする。
p. 101 - 103 -
病気になる最大の理由
p. 105 - 107 -
ストレスとは何か?
p. 108 - 112 -
ストレスと、どう向き合うべきか?
p. 113 - 132 -
はじめに【重要】
p. 135 -
第一節 いかにして戦わずに勝つか。
p. 136 -
第二節 勝つ意思のある者が勝つ。
p. 137 - 138 -
第三節 強い相手だと思ったら、戦わない。
p. 139 - 140 -
第四節 守りを固めて待つ。
p. 141 - 142 -
第五節 病気になった理由を考える。
p. 143 - 145 -
第六節 肩の力を抜いて、気楽に。
p. 146 -
第七節 治療をする場合は、一瞬で。
p. 147 -
第八節 ほんの少しの治療で止める。
p. 148 -
第九節 病気に止めを刺さない。
p. 149 -
第十節 病気と仲間になる。
p. 150 -
第十一節 治療をするか迷ったら。
p. 151 - 154 -
自分の病気を治すための最善の方法
p. 156 -
さいごに
p. 157 - 158
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